堀秀成『音義全書』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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項目の形に規準はほとんどありません*
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2020年1月末に消えるそうですが、移転先は未定です。

堀秀成『音義全書』

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音義全書 二巻二冊

 藤岡好古編。大正二年出版。本書は堀秀成音義に關する代表的著作九種を集録したものである。

* (一)音義本末考一巻(著者の所謂母字、父字十四字について各五義づゝあげて説明したもの)。

* (二)音圖大全解?五巻(「音圖大全」の著者が自ら解説したもので、「音圖大全」と合せ見るべきものである。)

* (三)助辭音義考二巻(所謂助辭四十七を音義説から解説したもの。)

* (四)假名本義考一巻(安政四年著作歴史的假名遣音義によって説いたもの。)

* (五)類語或問一巻(音或は音義の上で類似した語五十を問答體で音義によって説いたもの。)

* (六)濱千鳥?二巻(古言の中で一ふしあるところの約百五十の語について古書を引いて解説して居る。)

* (七)神名考?二巻(約四十の神名について音義的に考證してゐる。)

* (八)古言類韻十二巻(我國の古典百四十餘の中から助辭の類を除いて三千四百二十八字語をとって之を五十音圖によって八十一章に分ち、類に依って語源を探リ、音義によってその本義を説いてゐるもので、古語辭書として注意すべきである。)

* (九)音圖大全一鋪(五十音圖五段十行を音義から説明した一圖表であるが、五十音の各音について悉く音義を註したもので、著者音義説の精髄である。明治九年の刋本がある。)

 秀成音義説を唱へた學者として最後の者であり、又その所説は音義説の最頂點を示すものであるが、その説く所の音義なるものは非學術的な牽強附會に渉る點多く、隨って「音圖大全」にせよ、或は「假字本義考」にせよ、學術的に直ちに之を用ひ難いことは遺憾である。然し乍ら本書は從來殆んど寫本でのみ傳へられた彼の主義を纏めた點で音義説研究者に便することが多い。

亀田次郎国語学書目解題」)

音義全書 堀秀成 大正二 (刊)

上田萬年

第一册

 音義本末考    

 音圖大全並附録  

 助辭音義考

 假字本義考    

 類語或問     

 濱千鳥

 神名考

第二册

 古言類韻

近代デジタルライブラリー・上

近代デジタルライブラリー・下

#語源書

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。