兼子次生『速記と情報社会』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
「検索」ボタンを活用して下さい。 岡島昭浩がやっております。 一部、JSPSの15H01883,18520354などの恩恵を受けております。

2020年1月末に消えるそうですが、移転先は未定です。

兼子次生『速記と情報社会』

  中公新書1476

1999年5月25日発行

兼子次生

はじめに

第I部 速記文化

 一、文字文化速記

  話す・聞く・書く営み

   文字の発生と速記化現象

   書字材料の影響

   書く手の影響

   筆記者個人が持つ影響

   三次元的に見た書字行動

   速記という言葉の起こり

 二、速記の歴史

  日本語速記成立 24

   初の速記講習会の開講

   「速記」の始まりと講談落語速記の流行

   議会速記の実現 30

   国会の速記実現

   地方議会の速記の変遷

  需要の拡大と方式研究熱 39

   ジャーナリズム速記

   ガントレット式の工夫

   単画派武田式の功績

   武田の夢を中根式が実用化

   ドイツ速記法の移植

   国立の速記者養成機関の活動

  外国の速記史 52

   イモラの聖カッシアーノの悲劇

   ヨーロッパ速記

   ピープス氏の秘密日記に書かれた速記

   変わった速記

   中国速記の祖、伝音快字

   中国速記近代

  速記の現場と出来事 69

   ワープロ符号の発明

   裁判と速記

   出版速記

   速記と機械の助け合い

   日本速記と機械

   ソクタイプ発明とコンピュータ速記の登場

   競技の顔を持つ学生速記

   データベース時代に入った速記


第II部 速記の技能

 一、速記言語

  言語理論が支配する速記法理論

  表音主義速記は書かれる

  話し言葉の性質

  聞き間違い

  似たものどうし研究

 二、速記反訳技術

  速記の最も大切な技術

  速記方言

  話芸速記


第III部 速記の学習と応用

 一 速記のつくり方

  基礎符号のデザイン

  縮記法の設計

  略記法の設計

  略語の設定

 二 速記の周辺

  中途失聴者のコミュニケーショソ

  要約筆記ボランティア

  教育リアルタイム字幕

 三 速記教育と技能評価

  速記の学び方

  速記の資格試験

  速記の活躍の場

  速記の応用

 四 将来の速記

  時間要素が問われる未来の速記

  速記が抱える課題

  価値ある速記を目指して

参考にした書籍 91

付録1 似たものどうし研究の間違い例 即

付録2 整文技術の基本 38

付録3 方言文字化実験 

付録4 速記に必要な基礎語彙リスト ・5

付録5 中根式の基礎理論 ・3

付録6 日本速記協会速記技能審査基準


北京速記協会編『速記知識』北京速記協会、刊行年不明

顔廷超『速記発展簡史』私家版、一九七七年

西来路秀男『速記入門ハンドブック』昭文社、一九五七年

西来路秀男衆議院式標準速記法原理』衆友会、一九五〇

武部良明『日本速記方式発達史』日本書房一九四二

武部良明国語速記概説』(上)(下)衆友会、一九五五

京都速記士会編『速記発表七十周年記念文集』京都速記士会、一九五二

小河豊『速記理論』裁判所書記官研修所、一九六六年

寺井美巳『搬送線原理』早稲田式速記普及協会、一九五八

佐藤忠雄会議録事務提要』教育出版一九六八

兼子次生速記概論』大阪早稲田速記専門学校、一九七九年

兼子次生『万国速記史』大阪早稲田速記専門学校、一九八〇

日本速記協会編『日本速記百年記念誌』日本速記協会一九八三

兼子次生速記研究』速記文化研究所、一九九〇年

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。