かんかんのう

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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2020年1月末に消えるそうですが、移転先は未定です。

かんかんのう

かんかんの 踊歌【名義】かん/\の踊(一名唐人踊)に用ひたため【沿革】曲は清樂九連環から出たもので、初め長崎に行はれ、文化年中には三都に弘まつた。江戸には文化十一年ら行はれ、踊が卑隈に失して文政五年に一時禁止された。大阪名古屋文政三年からで、この他諸國に弘まつたのは多く飴賈が仲介者だといふ。替歌が澤山出たが、本歌は

 かん/\のう、きうのれす、きうはきうれんす、

 きうはきうれんれん、さんしよならゑさアいほう、

 にイくわんさん、いんびんたいたい、やアあんろ、

 めんこがこかくて、しいくわんさん、もゑもんと

 ハヱ、ぴいほうぴいほう。(守貞漫稿)

今も地方には山車の囃子にこれを用ひてゐる處がある。明治の中頃に流行したホーカイ節はこの曲の再生である。   〔高野〕

【參考】看々記事山崎美成 日本歌謠史 高野辰之

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新潮日本文学大辞典 高野辰之

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。