国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2010-03-18

[][]「をお」にのみ言へるは、豈に偏曲ならずや(契沖和字正濫通妨抄」) 「をお」にのみ言へるは、豈に偏曲ならずや(契沖「和字正濫通妨抄」) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「をお」にのみ言へるは、豈に偏曲ならずや(契沖「和字正濫通妨抄」) - 国語史資料の連関 「をお」にのみ言へるは、豈に偏曲ならずや(契沖「和字正濫通妨抄」) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

 行阿の意、をおを用るに、音の輕重によりて用分へしと思はれたるか、〈手折たをる、折おる、〉小桶こをけ、桶おけ、〈深〉(み)山下風〈みやま〉をろし、山下風〈やま〉おろし、防己あをかつら、青羽山あ〈お〉(を)はのやま、此たくひに、おなし事をもわかたれたり、凡上声はかろく、平聲去声はおもしと思はれけるかとおほえたり、其故を釋せされは、その心知かたしといへとも、若、推量のことくならは、證とするにたらぬ誤なり、一種の詞も音便に隨て轉す、轉するに隨て假名をも轉せは、四十七字に各平上去を分て、百四十一文字あるへし、たとひ〈まきるゝ〉(同)音」なき字をはおくとも、いゐえゑをおに三聲をわかたは、十八字あるへし、たとひ文字をかへすとも、をおのみならす、いゐをも、えゑをも輕重に隨ひて書かふへき理なるを、只をおにのみいへるは、あに偏曲にあらすや、四聲ともに輕重あり、上聲をのみ平去に對して輕しといふへきにあらす、


三「たをる」

假名四十七字ともに平上去の三聲あり、和(の)入聲はなし、然れは、聲によりて字をかへは、百四十一字あるへき理なり、然るに四十七字をもて一切の音に通す、四十七字の中、漢音呉音平上去入四声和訓等を交へ用たり、これ和語は神世より有て、後に文字わたりてより、それを借て書故に、声にはかゝはらぬなり、もし聲の輕重によりて、をおをわかたは、行阿の意は、平聲と〈去〉(入)聲とはお、上聲はをなり、

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2010-03-17

[]ye,wo(契沖和字正濫鈔」) ye,wo(契沖「和字正濫鈔」) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - ye,wo(契沖「和字正濫鈔」) - 国語史資料の連関 ye,wo(契沖「和字正濫鈔」) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

えはいより生ず。えといふ時・舌に觸て・最初に微隱なるいの音そひて。いえといはる。をはうより生ずる故に。初に微隱なるうの音そひて。脣に觸て、うをといはる。

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2010-03-07

[]「ちつの濁り」(『年々随筆』) 「ちつの濁り」(『年々随筆』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「ちつの濁り」(『年々随筆』) - 国語史資料の連関 「ちつの濁り」(『年々随筆』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

九州四国の人の物いひには、ちと、しと、つと、すとの濁音、おのづからわかるといふ。常其国々の人にあひて、物いふはきゝながら、心もつかで過しつるを、さいつ比、思ひおこして、松平肥前守殿の家臣峰六郎矩当といふ人のもとに行たり。物語するほどに、心をつけてきけば、おのづから分別あり。

ちつの濁りは、舌短き人の物いふごとく、おもくいひがたきが如し。さるは舌のさきを、上顎にさしあてゝ、ぢといひ、づといひながらはなつ故、おもくいひがたきが如きなり。じずはいひざま、やゝかろくやすげなり。いひはじむるほど清るが如くにて、末にごる。おもふに舌を下齒にさしあてざまにいふ故、舌の齒にいまださしあたらぬほどは、清音の如くにて、あてはつれば濁るにやあらん。分明に聞わけて、けふはかう/\の事にて、それ聞分むとて、來つといひてさてかへりぬ。其後も、其國々の人に逢て物がたりするに、すべて心もつかず



橋本進吉『国語音韻史』所引

p.106

ちつの濁りは、舌短き人の物いふごとく、おもくいひがたきが如し。さるは舌のさきを、上顎にさしあてゝ、ぢといひ、つといひながらはなつ故、おもくいひがたきが如きなり。じずはいひざま、やゝかろくやすげなり。いひはじむるほど清るが如くにて、末にごる。おもふに舌を下齒にさしあてざまにいふ故、舌の齒にいまださしあたらぬほどは、清音の如くにて、あてはつれば濁るにやあらん。分明に聞わけて、けふはかう/\の事にて、それ聞分むとて、來つといひてさてかへりぬ。其後も、其國々の人に逢て物がたりするに、すべて心もつかず

四つ仮名

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2010-02-23

[]よんべ(卯花園漫録よんべ(卯花園漫録) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - よんべ(卯花園漫録) - 国語史資料の連関 よんべ(卯花園漫録) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

○ゆふべをよんべと言、返事をへいしといふは誤りにあらず。珠數をずゝといひ、又可v有といふ事をあんべいといふなど、皆源氏物語に見えたり。さすれば關東べいなどゝ譏る事にはあらざるべし。

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2010-02-17

[]日本随筆索引 音韻 日本随筆索引 音韻 - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 日本随筆索引 音韻 - 国語史資料の連関 日本随筆索引 音韻 - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

  音韻論(難未八ノ一)

  字音假名辨(海録一八ノ三〇九)

  文字音韻(鹽尻?三三ノ五六八)

  字母(難未五ノ一)

  四十三轉(難未三ノ)

  四十一轉(難未五ノ二二)

  圖徴(難未五ノ二〇)

  四聲に泥むまじき事(難未五ノ二三)

  單音音便(老牛下ノ一三、一四)

  切韻(海録一六ノ四二)

  平上去入(鹽尻二ノ三一)

  入聲(蕙樓?下ノ八)

  入聲音韻(況齋?一ノ一二)

  「コオ」語音ヲモ見ヨ

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