国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2013-01-29

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 私等の謡は、初字の「あ」を「な」と謡うのは甚だ心得ぬことだという様なことを申された人がありましたが、これは、「あ」が往々、「お」とすぼみたがるのを防ぐ用意として、呼びかけの「なふ」などゝ同様に、ンという準備音を先に出します。自然、「あ」が「な」となって聞えます。もっとも余り目立ってもいけませんが、「な」と聞えたからといって、特に咎めることもいりません。

野口兼資『兼資藝談』p.52

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2013-01-28

[]お国訛り お国訛り - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - お国訛り - 国語史資料の連関 お国訛り - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

 お国訛りとでもいゝましょうか、アイウエオのイとエとの差別が出来ない人がある。顛倒する人、ガ行軟濁の出来ない人もあります。「げにげに」の「げ」の如きは、初めの「げ」は本音のまゝですが、二度目の「げ」は、鼻音の入った軟濁となります。

 また「御」又は「五」などが文句の始と中とにある時、「何某」のガなど、篤と軟濁硬濁の別を注意せねばなりません。又「七」はヒチ、「人」がシトと誤るなどもよく弁えておくべきです。

野口兼資『兼資藝談』p.53

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