国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2010-02-07

[]地・底・的(原田道義『文學必要/助字解』地・底・的(原田道義『文學必要/助字解』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 地・底・的(原田道義『文學必要/助字解』) - 国語史資料の連関 地・底・的(原田道義『文學必要/助字解』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

地 事物を指す詞にて「かふ/\した「の」を――にすると云ふ「の」之字に充《あた》るなり 又(者)と云ふ意に似たり、[又]立地【「たちまちに」「たちどころ」】心地【こころもち」】忽地【たちまちに」】の類皆俗語助字なり


底 【「地」字と同じく】物事を指す辞にて、其文意に従ひ「ほど「こと」」「くらひ」「やふな」又「の」とも「で」とも「な」とも訳すべし (是底【このくらひな】)等の類なり


的 是亦物を指す詞にて(地)(底)より剛急《つよ》し (狡獪的【ワルモノメ】 (痴獃的【あはうめ】) 活溌的【いき/\としてゐる】等の如し

原文片仮名

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2009-01-31

[][]「覺えられない字」(志賀直哉武者小路實篤書簡「覺えられない字」(志賀直哉・武者小路實篤宛書簡) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「覺えられない字」(志賀直哉・武者小路實篤宛書簡) - 国語史資料の連関 「覺えられない字」(志賀直哉・武者小路實篤宛書簡) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

赤兒の名は父の考へで壽〻子といふ名にした、壽の字は昔からどうしても覺えられない字だがやつと一つだけ覺えた

志賀直哉全集第12巻ASIN:B000J99JMM

一八〇

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2007-08-18

[]「匂の字」(『南留別志』74) 「匂の字」(『[[南留別志]]』74) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「匂の字」(『[[南留別志]]』74) - 国語史資料の連関 「匂の字」(『[[南留別志]]』74) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

一にほふといふに、匂の字をかく事は、音通ずれば、誤りて芸と匂とかき違ひたる本のありしを、昔の博士どもが、珍しき事に思ひて、誤りつたへたるなるべし。弱と若と通ずれども、異国の書には、若の字はまれなり。宍は肉の古字なれ共、つねにはかゝぬ事なるに、此方にては、常用となれる類も思ひ合せぬ。


可成三註

◎維章按、芸ト匂ト、喩母ニ属シテ音通ズ。然レ共、匂ヲ「カウバシキ」ト訓ズルハ誤リナリ。芸ハ菅音江音かん。漢音イン。弱ハ老ノ反対ナリ。後人若字ヲ用ルハ、弱ニ「ヨハシ」ト云訓ヲ嫌フナリ。


南留別志の辨

香の古字を〓〔白ム〕に作り、〓を草に書て匂としたるなり。あやまりにあらず

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2007-08-17

[]「匂の字」(『梅の塵』) 「匂の字」(『[[梅の塵]]』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「匂の字」(『[[梅の塵]]』) - 国語史資料の連関 「匂の字」(『[[梅の塵]]』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

○匂の字の事

松井源|〓星《かうせい》の説に、匂の字は、字書に无《な》き所の文字也。是は即ち韻といふ字の省文にて、韻の字、或は韵《ゐん》に作り。又省きて均《ゐん》匀《ゐん》に作れり。其匀の字が転じて、匂《にほひ》の字になりたるなるべし。元より韻と云字は、音の遺響《のこりひヾき》を云なれば、是に国訓《くによみ》を宛《あてん》には、にほふと云べし。されば匂と云字は、匀《ゐん》と書がよしと云へり。


小松英雄に「匂字考」あり。(『佐伯梅友博士喜寿記念 国語学論集』1976)

「にほふ」をあらわす「匂」字が「韵」字に由来するものであろうということは……、『大漢和字典』が、すでにそのことについて述べているのを見いだしおどろいたが、

梅の塵』は天保一五年(1854)。

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