国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-01-27

[]石川雅望ねざめのすさび」○漢音呉音にて書をよむ事 20:52 石川雅望「ねざめのすさび」○漢音呉音にて書をよむ事 - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 石川雅望「ねざめのすさび」○漢音呉音にて書をよむ事 - 国語史資料の連関 石川雅望「ねざめのすさび」○漢音呉音にて書をよむ事 - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

  ○あるひとのいはく、儒書は漢音もて読べし。仏書と医書は呉音にてよむこと、いにしへのならひなりといへり。

考るにしからず。仏書を呉音もてよむべからずといへること。いにしへ既に天子の命あり。日本紀略云。〔桓武天皇延暦十年閏十一月、〕辛丑。勅。明経之徒不v可v習2□《呉カ》音1。発声誦読既致2訛謬1。熟2習漢音1。と見えたり。これは儒家の事なり。又類聚国史百八十七仏道部。〔延暦十二年四月〕丙子。制ラク。自今以後。年分度者。非vレハ習2漢音1。勿v令2得度1。また同巻百七十九に、〔延暦二十五年〕辛卯。宜3華厳業二人。天台業二人。律業二人。三論業三人。法相業三人。分v業勧催共令2競学1。仍須各依2本業疏1。読2法華金光明二部経1。漢音以及v訓2経論之中1ヲ云々。若有2習義殊高1。勿v限2漢音1。と見えて、あまたゝび漢音もて書をよまんことの詔ありし也。されど呉音に熟したる故にや、いまに漢音をばしらぬ僧もおほし。呉音をもて仏書はよむべきにかぎれりとおもふはひがことなり、

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2005-06-16

[]唐音(善庵随筆・和学弁) 01:08 唐音(善庵随筆・和学弁) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 唐音(善庵随筆・和学弁) - 国語史資料の連関 唐音(善庵随筆・和学弁) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

○和学弁に、ひとゝせ長崎にて、唐人の旅館より一日寺〔割註〕コレ一曰示ナルベシ、訳家必備にも、一曰示一百斤ト載セタリ。」と書付て是をとゝのへくれよと、通詞の方へ言おこしたるに、皆々寄合て何の事やら合点せず、誠に唐人のねごとなり、されどすて置べきやうもあらで、聖廟の総裁向井玄升に見せぬ、是もとくと合点せず、やゝしばらく過て、玄并云は、もし唐音にてよまば、知るゝ事あらんと、唐音によみければ、早速事済たるよし、一日寺《いわし》とよめば、日本人が早く合点すべきと、余り唐人の念の入過たるよりおこりたる事ぞかし、トアレドモ、コレハ長崎ノ事、不案内ナル人ノ、一曰示ト書ケルヲ見テ、珍シキコトニ思ヒシヨリノ造語ト思ハル、長崎ニテ唐人応用ノ物件ヲ乞フニ、必ズ単子ヲ用ユ、通詞唐人ヨリウケトリテ、先ヅ唐音ニテ読誦一過シ、日用アリフレシコトハ、直ニ宿町へ申シ付ケ、コトカハリタルハ、翻訳シテ其役筋へ出ス、唐人スベテ日本産ノ漢名ナキモノ、或ハ漢名分明ナヲズ、又ハマギラハシキ物件ヲ、単子上ニ書載スルニハ、一言ノ下ニ会得シ易カラシメンタメ、唐音ヲ以テ日本語ニ填字ス、鯔魚《イワシ》ヲ一曰示、〓木《カシ》ヲ加真、鰹節《カツホブシ》ヲ憂子魚、畳《タヽミ》ヲ蹈蹈面、フスマヲ□司馬、苫《トマ》ヲ套馬、弁当ヲ便道、重箱ヲ受百菓、トイフノ類、枚挙ニタヘズ、コレ常ノ事ナレハ、ナンゾ合点セヌコトノアルべキヤ。

随筆大成旧1-5(新1-10)

古事類苑 文学部 第二十七 外国語学

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2005-06-15

[]昌平黌の唐音(『旧事諮問録』) 13:42 昌平黌の唐音(『旧事諮問録』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 昌平黌の唐音(『旧事諮問録』) - 国語史資料の連関 昌平黌の唐音(『旧事諮問録』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

旧事諮問録第六編

第八回 明治二十四年十一月七日

昌平坂学問所の事追補学問所規則覚書

答問者 旧幕学問所勤番組頭 石丸三亭

岩波文庫による

◎問 聖堂に医者がおりましたか、吉田とかいう医者がいたということですが。

◎答 さようです。吉田と杉本両人ありました。また、已前《いぜん》は長崎より唐通事《とうつうじ》が在勤しておりました。自然、唐船漂着等の節通弁の用意、かつ唐音《とういん》を学びたい者は教わったようです。(p149)

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2005-06-13

[][]韻鏡は唐音を正す書(平賀中南『学問捷径』) 12:11 韻鏡は唐音を正す書(平賀中南『学問捷径』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 韻鏡は唐音を正す書(平賀中南『学問捷径』) - 国語史資料の連関 韻鏡は唐音を正す書(平賀中南『学問捷径』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

今の通事、詩も詩経も平常読書の通りに読むゆへ声律一向に分れず。今の通事、韻鏡は唐音を正す書なることを知らず、名乗を返す書のみと思ふて居るやうの浅間しきことなり

江戸時代支那学入門書解題集成3 p162-183

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2005-06-12

[]唐音を知らねば(平賀中南『学問捷径』) 12:07 唐音を知らねば(平賀中南『学問捷径』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 唐音を知らねば(平賀中南『学問捷径』) - 国語史資料の連関 唐音を知らねば(平賀中南『学問捷径』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

詩は諷咏の物にて声律第一なり されども唐音を知らねば声律を正すこと能はざるなり

江戸時代支那学入門書解題集成3 p157

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