国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2010-04-11

[]軽重安藤昌益 稿本自然真営道 第七 私法仏書巻) 軽重(安藤昌益 稿本自然真営道 第七 私法仏書巻) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 軽重(安藤昌益 稿本自然真営道 第七 私法仏書巻) - 国語史資料の連関 軽重(安藤昌益 稿本自然真営道 第七 私法仏書巻) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

音韻清濁ト言フハ、自然・一気ノ進退、小大・厚薄ノ名ナリ。自然・一気、小進シテ木発生ノ気ハ、小厚気ニシテ小濁ナリ。厚《アツキ》ハ重《ヲモ》シ。薄《ウスキ》ハ軽《カロ》シ。小厚ハ小重ナリ。厚ケレパ重シ、重ケレパ濁ルナリ。薄ケレバ軽シ、軽ケレバ清《ス》ムナリ。

 (安藤昌益全集四 農山漁村文化協会 三六五頁)

軽重

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2010-04-10

[]軽重和字解軽重(和字解) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 軽重(和字解) - 国語史資料の連関 軽重(和字解) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

○お於 是を「おくのお」といふ。一字の咽より出るおもきよみこゑの上の字ごとに、大の字と御の字付たる字、是おもきかななり。

○一字のとは、男雄尾御〓面、此類「おくのお」なり。是等の字上に有ても下に有ても。「お」の字書べし。「おもき重」「たかお高雄」、「まつのお滿尾」「かつお勝尾」「みのお箕面」「しづのお賤男」「みつのお水尾」「おはり尾張」などの類、下に有ても、「お」の字書べし。

○咽より出るおもきよみこゑの字とは、よみのかしらにも、こゑのかしらにも咽よりおもき音なり。何れも「おくのお」の字書べし。「おほやけ公」「おほし多」「おほけなく無及」「おふる生」「おほかみ狼」「おうな女」「おふ負老」「おほせ仰」「おぼしく思敷」「おほふ掩」「おほきまち正親町」「おうご擁護」「おう翁應」 此類咽より出るおもきかなには、「おくのお」の字用ゆべし。

○大の字御の字付たる文字は、「おほゐなり大」「おほよそ凡」「おほぎみ大君」「おほうち大内」「おまへ御前」「おほぢ祖父大父」「おほかた大形」「おとゞ大臣」「おまし御坐」「おほぬさ大麻」「おほんかみ御神」「おほゐ川大井川」「おほとか汪洋」「おほんべ御贄」 此類は皆「おくのお」の字書べし。是又咽より出るおもきこゑなり。右「中のを」、「おくのお」、用ひやうかくのことし。此外上にあるかなには、「中のを」、「おくのお」通用してもくるしからず。かならずかゝはるべからずと或先達のいへるよし聞傳へ侍る。まことにさもあるべきことなり。然るに先輩の人、「中のを」、「おくのお」、わかちなく用ゆる事かゝはりて其理明らかならす。まぎらはしくて後人のまよひとなる。大やう右にいへる理をもつてをして知るべし。理なきにしゐて定むるはひがことなるべし。

○凡「おくのお」の字下には書べからず。中にもかゝず。てにはには猶用ゆべからす。たゞし一字のよみは、中にも下にも「おくのお」の字を書べし。そのことすでに上に記。

軽重

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2010-04-09

[]軽重北辺随筆軽重(北辺随筆) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 軽重(北辺随筆) - 国語史資料の連関 軽重(北辺随筆) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

こゑの軽重をうしなへる事多きによりて、いよ/\仮名づかひの事、しげくなれり。軽重とは、はひふへほの、わゐうゑをにまがふ事なり。

軽重


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2010-04-08

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○を遠 是を「中のを」といふ。上にあつても、よみこゑかろき所に用ゆ。小の字をことよむかな、是かろきなり。又の中下右四品中のをの字用ゆべし。皆くちびるより出るかろきかななり。上にありてかろきよみこゑの字とは、咽より出ざるかろきこゑの字をいふ。○「をく置」「をそし遅」「をか岡」「をみなへし女郎花」「をのつから自」「をの/\各」「をこなふ行」「をくるる後」「をよそ凡」「をす押」「をる折」「をはる終」「をろか愚」「をなじ同」此類なり。○音は億《をく》音《をん》の類皆形體なくして輕き音なり。


○又應翁などの咽より出るおもきこゑは、「おう」と書べし。「を」の字書べからす。又上に有ておもき字に「お」の字をかけども、其上につゞき字あればかろくなるゆゑに、「を」の字を書事あり。「おとこ」には、「おくのお」なれども、「まめをとこ」とつゞけば、中の「をの字」書べし。「おろし」「山をろし」同じ。此類おほかるべし。


てにはの「を」は、「ひとゝせを」、「とまをあらみ」、「ひとをうらみ」、「物を思ふ」、「かすみをあはれひ」、此類てにはの「を」の字をつくるに、皆「中のを」の字を用ゆ。かろきゆゑなり。

軽重

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2010-04-07

[]軽重和歌童翫抄軽重(和歌童翫抄) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 軽重(和歌童翫抄) - 国語史資料の連関 軽重(和歌童翫抄) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

わつか成 いろはの内におなじこゑ あるは かろきと おもき音なり(中略)

はじめの歌は、いろは四十七字の内 いゐ をお 江ゑと同じこゑのあるは、「い」はかろく「ゐ」はおもし。「を」はかろく「お」はおもし、「江」はかろく「ゑ」はおもし。おなじこゑにても、かろきおもきのかはり有ゆへなり。

軽重


釘貫亨「「喉音三行弁」と近世仮名遣い論の展開」

佐藤宣男和歌童翫抄

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