国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2010-03-11

[]【はべり】が古今集にあるとは(今物語) 【はべり】が古今集にあるとは([[今物語]]) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 【はべり】が古今集にあるとは([[今物語]]) - 国語史資料の連関 【はべり】が古今集にあるとは([[今物語]]) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

 ある人、歌よみ集めて、三位大進と聞えし人の許に行きて見せあはせけるに、

「侍るといふことをよみたりけるを歌の言葉にあらず」

といひければ

「古き歌にまさしくあり」

といひけり。

「よもあらじものを」

といふに、

「いで、ひき出でゝ見せ奉らむ」

とて、古今をひらきて、

  「山がつの垣ほにはへるあをつゞら」

といふ歌を見せける。いとをかしかりけり。

http://uwazura.seesaa.net/article/45779213.html

付記

「はべり」の語源は「這ひあり」と言われることがある。


参照

http://www.aichi-gakuin.ac.jp/~kamiyama/ko.htm#koka

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2009-03-23

[][]農夫・少年男女 農夫・少年男女 - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 農夫・少年男女 - 国語史資料の連関 農夫・少年男女 - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

譯文は文壇に老いたる不知庵の筆としては熟せりといふべからず。彫刻師の父なる農夫の詞に、ござりましねえといふ如き訛を用ゐながら、少年男女の對話抔には、片假名まじりの論文を讀む如き口調あり。生硬なる漢語の少くなりしやう見受けらるゝは好し。

鴎外全集24 p285「雲中語」

彫像師(内田不知庵訳)

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2009-03-03

[]陸海軍 陸海軍 - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 陸海軍 - 国語史資料の連関 陸海軍 - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

 私は映画(テレビ映画を含め)録音を業としている者です。一月号の柴田武先生の「現代イントネーション」を拝見して、むかし、海軍で、独特のイントネーション号令を掛けていたのを憶い出しました。たとえば、「気をつけ」の号令を、陸軍では「キョッケー」と発音していたのに対し、海軍では「キヨツケエー」と、音をはっきり語尾が引かれるような感じで発音していました。

八木多木之助「消える母音」 言語生活305 読者欄

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2007-12-02

[][]「文の詞を歌によむ事」(本居宣長玉あられ』) 「文の詞を歌によむ事」(本居宣長『[[玉あられ]]』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「文の詞を歌によむ事」(本居宣長『[[玉あられ]]』) - 国語史資料の連関 「文の詞を歌によむ事」(本居宣長『[[玉あられ]]』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

文の詞を歌によむ事

同じき雅言《ミヤピゴト》の中にも、文章に用ひて、歌にはよむまじきも多し、たとへば ふみをやるなどいふことは、雅言ながらも、歌にはよまぬ詞なり、すべてふみのことをば、古のよき歌共には、水ぐき 玉づさ 跡などのみよみて、ふみといふことは、或は まだふみも見ず天の橋だてなどやうに、橋を踏ゆく事などによせてこそよみたれ、たゞにふみとは、をさ/\よまざりき、又答へすることを、いらへといふは、文章には常のことなれども、古のよき歌には、をさ/\見えず、歌に多くよむは、近き世の事也、大かた此たぐひいと多かるを、今はえしもあげず、みなもらしつ、なずらへてわきまふべし、物語の語をとりてよむにも、此こゝろえあるべき事にて、文章にてはめでたき詞も、歌によみては、いやしきがあるぞかし、又同じ言も、文と歌とにて、いひざまつゞけざまのかはるべきもおほし、しかるを近世人は、すべてこれらのわきまへなく、歌にはよむまじき詞を、好みよみて、それをかへりてめづらしくおかしきことに思ふめり、大かた近き世、すべて戀の歌の、殊につたなくいやしげなるも、おほくは此ゆゑ也、或は物語の詞つゞきを、やがてそのまゝによみなどして、歌のやうにもあらぬがおほきを、きく人はたえわきまへで、めづらか也とめではやしあふめるは、かへす/゛\もかたはらいたし、

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2007-11-27

[] 「心も言も事も、上代の人は上代のさま」(『宇比山踏』)  「心も言も事も、上代の人は上代のさま」(『宇比山踏』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク -  「心も言も事も、上代の人は上代のさま」(『宇比山踏』) - 国語史資料の連関  「心も言も事も、上代の人は上代のさま」(『宇比山踏』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

本居宣長

又男は、思ふ心も、いふ言も、なす事も、男のさまあり。女は、おもふ心も、いふ言も、なす事も、女のさまあり。されば時代々々の差別も、又これらのごとくにて、心も言も事も、上代の人は、上代のさま、中古の人は、中古のさま、後世の人は、後世のさま有て、おの/\そのいへる言となせる事と、思へる心と、相かなひて似たる物なるを、今の世に在て、その上代の人の、言をも事をも心をも、考へしらんとするに、そのいへりし言は、歌に伝はり、なせりし事は、史に伝はれるを、その史も、言を以て記したれば、言の外ならず。

岩波文庫p44


佐竹昭広意味の変遷」岩波講座日本語語彙と意味

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