国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

間違い・不足などがありましたら、せせら笑って済ませずに、コメントを頂くか、よりよいものをどこかで公開なさっていただければ、幸甚至極です。

2012-03-26

上田萬年書簡清水平一郎『佐賀県方言語典一班』上田萬年書簡(清水平一郎『佐賀県方言語典一班』) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 上田萬年書簡(清水平一郎『佐賀県方言語典一班』) - 国語史資料の連関 上田萬年書簡(清水平一郎『佐賀県方言語典一班』) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

上田文學博士書翰

拜啓愈御健勝に被爲渡、慶賀の至に御座候、兼て御約束申上置候方言語典拜讀の事、誠に/\遲延致し、何とも申譯無之、別封小包郵便にて御返却申上候間御落掌被下度候、

大体誠に結構に出來上り居り、敬服の外無之候、但し先般伊藤君に拜顔の節申上候通り

 第一、佐賀縣下ノ方言分布圖ヲ製スルコト

    い、母音子音異同ニヨリ

    ろ、動詞活用方ニヨリ

    は、てにをはノ種類ニヨリ

    に、其他特種ノ点

 第二、舊幕時代ノ領地圖ヲ製シ之ヲ掲グルコト、但シ舊藩主ノ系統圖ヲ附スルモ妙ナラム

 第三、舊幕時代ノ道中圖ヲ掲グルコト、各大名ノ參勤交代ノ道中ヲ示スコト

 第四、文典ノ例ノ中ニ何レノ地方ニ特有ノ者ナルカ記シ分クルコト、即チ郡名村名若クハ全縣一般ニ通ズルモノ丶區別ヲ立ツベキコト

 第五、方言ヲ如何ナル形(語体)ニ引キ直スカヲ示スコト


右は何卒此際御調査の上御示し被下度 全國中にての方言研究史上に一時期を畫し候事と存候 猶爲念愛知第二師範學校にて發表致し候方言調査方針書手に入り候間御屆申上候 參考ともならば幸甚に御座候 先は右用事迄 早々不一

 明治三十五年九月二十二日 上田萬年

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/992536/5

江尻庸一郎殿」とあるものを、白紙を貼付して隠してある。

トラックバック - http://kokugosi.g.hatena.ne.jp/kuzan/20120326