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もと歌の言葉であるから「色はにほへとちりぬるを、我世たれそ常ならむ」と云うように讀まねばならないことは、誰れでも知って居ることであるが、この歌の作者はいずれも仁明天皇の朝の護命僧正と弘法大師の二人であって、「い」より「を」に至る十二字は護命、また「わ」から終りの「す」までは弘法の作である。もと此の四十七字は梵字十二摩多三十五體文に基《もとづ》きて我々の語言を統括したものであるとは藤原資隆の簾中鈔に記してある。
嬉《うれし》さはうれしいが下女よめぬ也(安永)
母の文まづい顔してよんでゐる(安永)
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