国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2010-01-16

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岡本の言葉の未だ終らぬうち近藤は左の如く言つた。それが全《まる》で演説口調

『イヤどうも面白い恋愛談《ラブだん》を聴かされ我等一同感謝の至に堪ません。さりながらです、僕は岡本君の為めに其恋人の死を祝します、祝すといふが不穏当ならば喜びます、ひそかに喜びます、寧ろ喜びます、却て喜びます、若しも其少女にして死なゝんだならばです、其の結果の悲惨なる、必ず死の悲惨に増すものが有つたに違ひないと信ずる』

とまでは頗る真面目であつたが、自分でも少し可笑しくなつて来たか急に調子を変へ、声を低うし笑味《ゑみ》を含ませて、

(中略)

と少し真面目な口調に返り、

国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」

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