国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2007-10-02

[]第三 自国語にて訳しがたき外国語をばなるべく原語のまゝ輸入する事(上田萬年) 第三 [[自国語]]にて訳しがたき外国語をばなるべく原語のまゝ輸入する事(上田萬年) - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 第三 [[自国語]]にて訳しがたき外国語をばなるべく原語のまゝ輸入する事(上田萬年) - 国語史資料の連関 第三 [[自国語]]にて訳しがたき外国語をばなるべく原語のまゝ輸入する事(上田萬年) - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

日本にもなく支那にもない外国語を、いろ/\骨を折って漢字翻訳するのはつまらぬ事と思ふ。一体日本語音韻組織上支那語よりも、遥にアリヤン語に近い言葉であるのに、単に文字の上からばかりで、日本語にしてよい外国語を、日本語として不便な漢語体のものとする。漢字ばかり使って居る支那人なればまだしもだが、立派な仮字のある日本で、こんな事をするとは不見識といはねばならぬ。漢字翻訳する人々は、文章の上の便不便をいふだらうけれども、言葉の上から観察すれば、それはむしろ末の話である。今の日本文学のやうに、漢字仮字に執着して居ては、到底、日本語が滅びずにすむか、日本語東洋普通語になれるか、などいふ事は解釈されまいと思ふ。日本語を習ふよりも、英語を習ふ方が早い、便利も多い利益もある、といふやうな時代が来るまで、たゞしは又、英語日本かけて東洋言語となる、世界言語である、といふ評判の定まる時代が来るまで、日本語の保護奨励開拓に従事しないといふならしらぬ事、苟も日本語で何処迄も進まうといふ人々は、今から大々的の開進主義をとつて、国語の根本を動かさぬ限り、広く外国語を輸入して、一日も早く万事用のたりる活きた言葉とせねばならぬ事と私は思ふ。

http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=59001600&VOL_NUM=00000&KOMA=55&ITYPE=0

国語に就きて日本国民の執るべき三大方針

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