国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2007-07-31

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ISBN:4003101308

 妄想また妄想、終に漢字制限論に移る。文部省が尋常小学四年間に教ふべき者として漢字千二、三百を択びたるは一日一字を覚ゆるほどの割合になりて字数の上にてはほぼ適度を得たるべし。されどその字の択び方は当を得たりや否や疑問に属す。余は字引を繰つて普通なる字を片端より抜き出だすなどの方法を取らんよりも、小児の談話筆記し、その中よりその一人その一家またはその一地方に固有なる語を省き、極めて普通なる者のみを択び、これを標準として教科書を作らば、教へらるる者には記憶しやすくして忘れ難きの利あるべし。たとへば三歳の児童の用語、四歳の児童の用語、乃至、五歳、六歳、七歳とその年齢に従ひて用語表を作らば教科書を作るの参考になるのみならず、児童心理の研究にも裨益する事論なし。はた詩人の眼より見ても興味少きにあらず。

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