国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2007-07-19

[]林芙美子「風琴と魚の町」 林芙美子「風琴と魚の町」 - 国語史資料の連関 を含むブックマーク はてなブックマーク - 林芙美子「風琴と魚の町」 - 国語史資料の連関 林芙美子「風琴と魚の町」 - 国語史資料の連関 のブックマークコメント

 私は、言葉が乱暴なので、よく先生に叱られた。先生は、三十を過ぎた太った女のひとであった。いつも前髪の大きい庇(ひさし)から、雑巾(ぞうきん)のような毛束(けたば)を覗かしていた。

東京語をつかわねばなりませんよ」

 それで、みんな、「うちはね」と云う美しい言葉を使い出した。

 私は、それを時々失念して、「わしはね」と、云っては皆に嘲笑(ちょうしょう)された。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/1814_24391.html


松本清張「渡された場面」

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