国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2007-04-02

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 昔し幕府が、種々の規則を出す時には、人民に分り易い文字を、成るべく用ひるやうにして、掛りの人は、始終この事に心掛けて居た。然るに、今はその反対で、成るべく六かしい文字を用ひるやうになつて、なか/\通常の人には分らない。何時であつたか、法典発布の前に、或る人がおれに、発布の上は、世論がやかましいだらうといつたから、おれは、いや、法典の文字人民に分らぬから、喧ましくいふものは、少いだらうといつた事があつたが、果してその通りだつた。そこでおれも六かしい文字を選むも、一つの方便だと感じたヨ。これにつけて思ひ出すのは、清朝官府語だ、支那は、元来漢字の本家だから、どんな字でも人民は読むだらうと思はれるけれども、この官府語は、一種特別で、小説語でもなく、古文の語でもなく、流石の支那人も、読めるものが少ないといふ話だが、日本にもこれからは、次第に官府語が、出来るだらうヨ。

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/781233/82


http://kokugosi.g.hatena.ne.jp/kuzan/20041003

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