国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-03-15

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奥九二州(おうきうにしう)旅客(りょかく)洛南(らくなん)東寺(とうじ)御影供(.ゑいく)へさんけいせし道(みち)の記(き)

おもふに田舎人(いなかびと)の鄙劣(ひなび)たる言葉(ことば)は国々(くに/゛\)の風土(ふうど)の清濁(せいだく)の違(たが)ひによりてなり。しかあれど都(みやこ)人のことばとても遠国(ゑんごく)の人の耳(きく)にはおかしくおもひはべらむ。夫(それ)が中(なか)に一二をいはば都にてソウシテナ。コウシテナ。大和にてヨの字(じ)を添(そへ)てナヨ/\といへり。或(あるひ)はカイといふ言葉(こと.)ツイなり。此(この)類(たぐひ)多(おほ)し。又[諸国助言]ケニ。ノヤ。ケン。ノウ。カア。トモ。テヤ。ナヤ。ネヤ。ナサイ。サカイ。サア。チヤ。カラ。ス。ベ。これらの變(かはり)多(おほ)し。

cf.吉町義雄「「奥九旅人井中水」の方言価値」『九州のコトハ』双文社出版1976.1210(もと東北大学『言語』二号 昭和13)、影印近世文芸叢刊『上方滑稽本1970.11.7)

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