国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-03-12

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片仮名濁点は元のまゝ、平仮名濁点はすべて補〕

濱田敦編開題 臨川書店発行 昭和50.11.30 p169

巻之三

一もろ/\の音曲おほしといへども、祝儀といへば、上は天子より下万民に至る迄、能囃子(ノウハヤシ)謡を主(シュ)とする事、所以有。尤、拍子といふ事、雨だれ拍子といふに付て、人の脉より作り出したるといひ、或は漏剋(ロウコク)より作りしなどいへども、拍子は天生の理にて、万物に拍子なきといふ事なし。人間平生の言語ウットいふより皆拍子なり。然るに謡には此拍子に、慥成定規(チャウギ)を定め、ふしの伸(ノビ)縮みに、規矩準縄(キクジュンジョウ)を備へたり。是則、大小の鼓の間(マ)なり。此定規を定めてそれにしたがひ、伸縮み明らかに顕はれ聞ゆるやうに謡のふしはかせを作り付し事も人作とも覚えず。たとへば西国のはしの人と奥州の果の人と行あひ諷合てもそろひ、又上かゝり下掛りと流儀わかれても、或は本地の所を片地に行たぐひか、扨は、少宛ふしの持合あとさきに成か、迄にて、拍子の定規はづるゝ事は是なし。


〇三浦庚妥の著書

音曲玉淵集』の他に、

『兼珍小謡』享保九年 鴻山のみ

便用謡』享保八年 国会・京都府・鴻山・天理等 記憶のための謡曲らしい。

「『便用謡』について・謡文化の一つの道・」中村保雄 芸能史研究昭和47-7

中井幸比古氏「『便用謡』とアクセント音声学会会報199(1992.4)

「日本庶民文化資料集成3」三一書房1978

中野三敏先生『雅俗』二号、一八四頁


吉町義雄(トラックバック参照)

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