国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2005-01-21

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或有問於予曰、韻鑑曷爲而作耶予應之曰、大凡諸氏百家之書籍の中に、文字の義理のまぎらはしき處を讀たがわすまじとて、反切と云ものをそれ%\に付置ぬ、其反切の音のいかんを導が、韻鏡の所詮なり、蓋反切は、何の世何人がこしらへたるぞと尋に、魏祕書即孫叔然を始とす、厥説顏氏家訓、又唐張守節史記正義、或困學紀聞の内に載て炳然なり、總じて反切音と云ものは、和邦に所謂文字假名つけとしるべし、又中華に孫叔然以前にも、文字假名つけしたることあり、其は反音とはいわず、譬況、假借と云て、證字音たり、其例は、漢劉熈が釋名に、所謂日實也、月缺也之類なり、故曰、釋名、白虎通、依聲寓義と云り、然に此比況、假借のかなつけ音は、固聖經賢傳の語に原り、既中庸曰、仁者人也、義者宜也と云り、仁字音人而、仁の字義を云、又義の字音宜而、義の字訓を云、又易言乾健也、坎陷也、離麗也、晉進也之類、かず/\此格式あるは、皆上代はかなつけ音を以、直に其字の義理を訓たるもの也、然に我邦近代の儒家、聖賢の説を講ずるとき、此訣をつくさぬは殘念なり、是固韻學にうときいわれ也、さりながら世上流布の名乘切をかたる韻鏡は、無益の學問なり、古義正統の韻鏡によつて學ときは、書を讀時に、人しらぬ意味を校得なり【○中略】蓋予所傳授之韻學の主意如此、博雅君子更可補闕

 享保丙辰秋 漣窩 河野通清 書


古事類苑文学部二音韻反切

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