明治十年代まで、英和辞書の出版の稀なりしは、厚冊の印刷に、大資本を要せしためなり。しかるに、いまや活版術の大発達と、英学熱の隆典とにて、需要の激増を来したれば、その中、いく種かの翻刻出版を見るに至れり。
大正増補和訳英辞林 一名さつま辞書明治十八年 京都版
同同 明治十九年 大坂版
和英辞林集成 ヘボン辞書明治二十年 大坂版
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