国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2002-05-04

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○[ん]と[も]と通はしたる例多し [ねんごろ]を萬葉集に[ねもごろ]といひ[なん]を祝詞に[なも]といひ[とも]を蜻蛉日記に[とん]と書 花鳥物語に[まゐらせん]を[まゐらせも]と書[さも候]を平家物語に[さん候]と書[見せん][聞せん]を和泉式部が歌に[見せも][聞せも]とよめる是也 音便にて[に]を[ん]といへるハ[なんぞ][いかんぞ][いつくんぞ][ゆゑん][なかんづく]の類也 [り]を[ん]といへるハ[酉時]を[とんのとき][足ぬ]を[たんぬ][件]を[くたん][盛り]を[さかん][了り]を[をハんぬ][歸]を[かへんなん]とよめる類是也 又[み]を[ん]と轉するハ[神]を上にありて[かん][公]を[きん]とよみ[頓]の音を轉して[とみ]とするの類也 [ね]を[ん]とするハ[衣垣]を[きんかい]とよみ[敏馬]を[みぬめ]とよむの類也 [銭]を[せに]といひ[蘭]を[らに]といひ[縁]又[宴]を[えに]といひ[紫苑]を[しをに]といふハはぬる音をおさへて和語とせしもの也 草庵集物名にも[茶盆]を[ちやほに][三衣]を[さにえ]とよめり されは顯昭もすゑはねたるかなの文字なき故也といへり されは[ん字][ン字]ハ後人の所爲なるへし

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