国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2002-04-10

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○岡部氏の説に「かさたは」の四行の濁音に「かきくけこ」を「らりるれろ」もていへるは、刺を「いか」といふは苛を「いら」といふに同し 「うかち」と「うらつ」と通ひ、瀧を垂といふ事あり 振を古へ「ふき」といへり 味の「ゑぐき」ハ物を鐫か如くなれハ「ゑぐ」と「ゑる」かよへり 折を「へぐ」といひ減を「へる」といふ 「ゆげ」と「ゆれ」と「ぽけ」と「ほれ」と凝を「こゞしき」とも「ころしき」とも我を「わご」とも「わろ」ともいふ也 「さしすせそ」を「なにぬねの」もていへるハ、「いざ」と「いな」と通ひ、「しらじ」を「しらに」「みず」を「みぬ」、「はせ」と「はね」と、「こせ」と「こね」との類也 「たちつてと」も亦「なにぬねの」に通ハしいふハ、鍛を「かたし」といふハ「かなし」の義 「隔ち」を萬葉集に「へなり」ともいひ、瑞を「みづ」とも「みぬ」とも、鐸を「ぬで」とも「ぬね」とも、罵辭に「おのれ」を「おどれ」 「をのゝく」を「おど/\」といふ也、「はひふへほ」を「まみむめも」にていふハ日本紀の歌に婆と書へきを麻麼磨なと填たり 「神なひ」を「神なみ」 「かふり」を「かむり」 「すべらぎ」を「すめらぎ」 「ひぼ」を「ひも」なと通ハしいふも数ふべがらず 文字にても馬美武米母を呉音にては「まみむめも」、漢音にてハ「ばびぷべぼ」とす 儺尼努禰廼も呉音にてハ「なにぬねの」、漢音にてハ「だぢづでど」とす 廼ハ「ど」と「の」に用ゐたり 泥を「ね」と「て」に用ゐ 烏を「う」と「を」に用うるの類ひ也といへり



賀茂真淵語意考

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