国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2002-04-08

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○倭人応対の聲もまた皆あいうえをに出ず 五字ハ聲音の根源なるがゆゑ也 あと答ふるは禁秘抄に見えて今あゝといひあいといふハ其詳なる也 水南翰記に諸司官御前承v旨皆曰阿其聲引長と見えたり ないねいの音に聞うるハあいの轉訛せる也 いは讀書の法に唯々をいゝとよむも字音にはあらす 倭語の答へ也 老子に唯與阿相去幾何矣註に唯阿皆諾也といひ梵書に禮對曰唯野對曰v阿とも見えたり うといふハ下さまへ答ふる辭 宇治拾遺にむといらへと見ゆ 今んの音のことし 領承したる語也 えハ心得たる事にいへり やともよとも呼は やゆゑよに轉したる也 されと阿波の國人ハ應する詞にえゝといへり をも承諾の詞也 源氏物語にも見えたり 古今著聞集に人のめすには男はよとまうし女はをと申すといへり 内則に男ハ唯シ女ハ兪すといふか如し をゝハ源氏枕草紙に見えて日本紀に唯々をよめり 口語にハ下にいふ詞なれと今も薩摩人は上たる人に答ふるにをゝといへり 式文に稱唯とあるも多く上さまに諾するをいヘり 世俗淺深秘抄に稱唯時塞v口警蹕時開v口也とあるも をゝと唱ふる口つきをいふにや 今加賀人は敬む答にいゝといふ 關東にてハはつといへり

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