国語史資料の連関 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2002-03-05

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琉球國にて祝賀の初めにうたふ歌

   けふのふくらしや なにもがな たちよる つぶてをるはなの つゆぎやあたくと

琉球の歌ハ春正の傳也といへり 春正?は大納言資慶卿?の門人也 けふのふくらしやハ今日の福らしき也 なにもがなたちよるは何に喩よふぞの琉語也 つぷてをるはなのハ莟んて居る花の也 つゆぎやあたくとハ露に行逢た如くの義 行逢事を常にもゆきやんなどいふとぞ

ひろこひろこ2016/07/14 09:54中日新聞2016・7・9夕刊「民俗芸能」の頁に琉球の宴「かぎやで風節」が出ています。この歌は宴の始めに、三線と踊りで披露する曲、意味は「今日のほこらしや/何にぎやかな譬え/莟でをる花の/露行逢たごと」で、訳は「今日のうれしさは何物にもたとえることはできない。つぼみがちょうど露を受け、勢いよく花が出てくるようになった」です(新聞記事より)。
私は『倭訓栞』調べていて、いま「難波に芦は伊勢の浜荻」に相当する諸国の言い回しに興味ありますが、士清が北は「蝦夷」から、南は「琉球」までの言語表現を問題にしていることに驚きますし、実際『蝦夷志』や『南島志』『中山伝信録』からの引用が多く、50音順の国語辞典を作っただけでは済ませない、様々な問題が出てきて面白くなっています。

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