韻鏡安見録

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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2020年1月末に消えるそうですが、移転先は未定です。

韻鏡安見録

題簽韻鏡安見録



韻鏡名乗反字安見録

  加陽金澤士多田秀洞


人名反切するは音和を取るを為正故に此書の反切同音和 三同音和 異位音和 希に憑切を用ゆ 類隔往来等の悪き反切は一向除之

歸納の字は気形器財の類を吉とす 故に韻鏡書面の上にあらわれ反字に可用字を悉く取之 鬼鳳龜虎龍は凡下の人可忌之

相生は人人の姓を檢へ相應の字を可取 木姓の人には火姓の字を可取吉也 水姓の字も相生木姓の字を取も比和とて吉也 相生相剋は水生木 水剋火 火剋金 木生火 木剋土 金生水 金剋木 土生金 土剋水也 先人謂へる事あり 名者實之賓也 古者より名に依て身を喪へる人多し 此に奇異なることなり 自身心を寄て名を定めたるを貞斎曰愚数人反切するに貧富禍福を先として其の餘の世事に交る轉變得失毫釐も差ふことなし 吉なれば幸也 若し凶なるは文字を易へ改めんこと第一也

此書父字の内一字と母字の内一字を合せ反切すれば反字あり たとへば公風の反し弓の字 公隆の反しも弓。貢雄の反しも弓なり 餘は准之

上の公の字を父字と云 下の風の字を母字と云 反字弓の字を子とするなり

(原文カタカナ

以下「韻鏡反切名乗即鑑」と、ほぼ同内容


右父字数九百八十三字 母字数九百四十一字 凡九萬二千五百之名乗となる也

 廣瀬幽閑末流為童蒙撰之者也


寶暦四歳戊冬

 湯島切通 泉屋判三郎

 日本橋通二丁目 戸倉屋喜兵衞


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安永五年再版あり

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB0705622X

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB12733713

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。