韻脚

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韻脚

いんきゃく 韻文において韻をふんでいる部分を韻脚という。*韻字と同じような意味で使われ、韻を踏んでいる文字そのもののことをいう場合もあるが、使う人によって意味が異なることも多い。たとえば、五言詩は二字と三字、七言詩は四字と三字に分れるのが普通であるが、韻を踏んでいる句の下三字の集まりを韻脚と呼ぶ場合もある。韻礎という語も韻脚と同じように使われる。江戸時代以降の詩学書、詩の作法書にはこれを集めたものが多い。*平仄を調えることと韻脚を調えることが詩作の大事な点とされたためであろう。人の脚にたとえて、ここが駄目だと人が歩けないように詩も不十分だとされ、「韻脚陳腐」「韻脚軟弱」「韻脚鵝腿(髓)」「韻脚軽浮」「韻脚停滞」「韻脚拙劣」「韻脚不穏」などの詩病の用語があった。

〔参考文献〕〇漂泊子『詩法掌韻大成』(元禄六年) (岡島昭浩

訳語

footのことを韻脚と訳す人もあるようである。

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