韻尾

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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韻尾

いんび 中国語音節の内、音節末(音節母音の後)に現れる子音、又は狭母音のこと。現代の*北京官話では、無韻尾の外に、狭母音のiとu(ピン韻ではoで書かれることもある)、子音では鼻音のnとηのみであるが、中古音では狭母音にiとu、子音鼻音にmnηが有って、これを三内鼻音韻尾と呼び、鼻音韻尾を持つ韻は陽声韻と呼ばれる。またこれに対応する無声子音ptkも有って、これを三内入声韻尾と呼ぶ。また、kηを二種類ずつに分ける考え方もある。なお上古音では更に有声韻尾gdbrなどがあったともいわれる。

〔参考文献藤堂明保中国語音韻論』(昭和五五年 光生館)○森博達古代の音韻と日本書紀の成立』(平成三年 大修館書店)○高田時雄「上古濁塞音韵尾について」(『均社論叢』第二号 昭和四九年) (岡島昭浩

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