集団的独語

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集団的独語

国語学辞典 矢田部達郎

集団的独語 (心理)ピアジエ()によると、遊戯状況にある幼児はお互に他から聞かれているか否かには無頓着に盛んに独語(↓ひとりごと)することがあると言う。これが集団的独語()である。しかし、他の多くの研究者によると、かかる場合にも幼児は友達または保母などから聞いてもらいたい、強い要求を持っているものであることが強調される。この後のような場合は一種の自己広告であって、、ピアジェの言う無頓着であるということとは、むしろ対照的な現象であると言わなければならない。また、アムマン()は例えば、長い間故障で電車や汽車が来ない場合に、乗客が発する不平などを集団的独語()と言うが、この場合には内容はみなが知っているのであるから、そこには言語報告機能は働いておらず、それは単なる不平のはけ口にすぎないと言われた。       【矢田部達郎

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