野村胡堂「小学生の思い出」

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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野村胡堂「小学生の思い出」

野村胡堂

野村胡堂『随筆銭形平次』?


随筆銭形平次以前」


 それ等の雑書のタイトル・ページに、父の蔵書印を、克明に捺していたのを、私は鮮明に記憶しているのである。そのうちの孝経と論語は、小学校の三年生くらいのとき、父から素読を教わって、父が若い時貼った、赤い不審紙を面白がったり、「絵本太閤記」を弁慶読みにして、玉山の挿絵を面白がったり、写本軍記物語本の文字の六つかしさに胆をつぶして、これは何時になったら読めるかしらと、子供らしい大望を抱いたことなど、思い出はそれからそれと果てしも無い。

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。