通韻

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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通韻

つういん 漢詩の*押韻の際、*韻書では別の*韻目になっている韻を通じて用いること。近体詩の場合は、*二百六韻韻書の各巻頭の目録に示された「同用」の注記にしたがって通韻させなければならないが、古体詩の場合には自由に響きの似た韻を通韻させる。前者を通用と呼び、後者を通押と呼んで区別する場合も有る。近体詩通用が許されたのは、封演の『聞見記』によれば、唐初に許敬宗があまりに韻の分け方が細かすぎるのでいくつかの韻を合せ用いることを許して欲しいと上奏して認められたことに始まるという。現存の*広韻に記される同用は許敬宗の頃のものとは違っていると見られ、また、集韻に記される同用も広韻のものに比べると増やされている。

参考文献〕〇小川環樹「唐詩の押韻韻書の拘束力」『中国語学研究』昭和五二年 創文社

鮑明煒『唐代詩文韻部研究』一九九〇年 〈中国〉江蘇古籍出版社) (岡島昭浩

平水韻

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