通略延約辨

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
「検索」ボタンを活用して下さい。 岡島昭浩がやっております。 一部、JSPSの15H01883,18520354などの恩恵を受けております。

通略延約辨

大国隆正

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/ta/kaidai_ta023.html

つうりやくえんやくべん

   通略延約辨 一卷  野之口隆正

 我が古言通音略音延音約音等を辨明したるもの。其総論に曰く「世の古言を説くもの、眞淵翁の謬説に従ひ、古言を、己か私情にまかせて、通はし、略き、延べ約めて説きなすに、誠に歎くべきわざなり。世の大人たち、古言を説くといひて、古言の意を失ふこと五あり。その一には沿革の理にうとく、二には正譌を辨へず、三には合語の法を知らず、四には活語にくはしからず、五には通略延約をもて、みだりに名義をとくこれなり。此の五のあやまり、皆そのもとは、通略延約を、あしく心得るに起れり。これにより、今其の五のあやまりをたゞし、眞の通略延約用法を知らしめんとす」とあり。其の一般を知るべし。天保五年甲午〔二四九四〕五月三十日、大阪の旅宿にて書せる由を末記す。

 ◎野之口隆正の傳は「學運論」の下にあり。

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/t3/kokusyo_tu006.html

岩波日本古典文学大辞典 阪倉篤義

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。