谷沢永一『雉子も鳴かずば』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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谷沢永一『雉子も鳴かずば』

谷沢永一

一九八四年一一月一〇日 第一刷発行

装丁 平野甲賀

集英社

雉子も鳴かずば

雉子も鳴かずば

宝物展示室案内人 7 『鴎外選集』(岩波書店)

因果話是非 山口瞳『血族』

お子様ランチ舞台に乗る 木下順二『子午線の祀り』

耄碌予防策 中野重治『沓掛筆記

明治枯れすすき 27 猪野謙二明治文学史

共同体幻想 32 

瀘過器を通して 37 

文壇守衛長 4 

当て込み思わせ振り深刻作文 47 

キャンパス特産フレーズ総括 50 大江健三郎の『同時代ゲーム』

作家の指導者を夢みる学者 57 菊地昌典『歴史小説とは何か』

複写万能時代の省エネ論法 62 鶴見俊輔『太夫才蔵伝』

自己弁明の為の小説読法 67 『小田実小説世界を歩く』

文学史を口実の千社札 7 加藤周一日本文学史序説』

黄禍論便乗ノーベル賞志願 77 遠藤周作『侍』

辞書と聖典に下駄を預けて 80 大江健三郎『方法を読む』

文学評価の統一願望 88 『片岡良一著作集』

文学論的厚化粧の煽動戦術 93 吉本隆明『悲劇の解読』

安保で時間の流れが停まった 98 『桑原武夫集』6

小説を型紙に時代を裁断 中村光夫近代文学文学者

評論家の憤激を光背に活用 倉橋由美子『城の中の城』

自立連帯やさしさ国民読本 日高六郎『戦後思想を考える』

修辞学で煮しめた解説常套評語 野口武彦『小説の日本語』

隅から隅まで御機嫌伺い 『天頂と潮汐』

「私らしい感じ方」にお手を拝借 山口瞳『卑怯者の弁』

自我像の五百羅漢を居ながらに 佐伯彰一近代日本の自伝』

最中の餡と皮をセットに 『竹内好全集』第七巻

四頁分コピーするだけで永代お守り札 川村二郎語り物宇宙

古典語法を粉砕するヘルメット爺さん 山本健吉『いのちとかたち』

我が仏尊しの堂々巡り 小林秀雄本居宣長補記』

現代作家を済度する宏大な御慈悲 吉本隆明『空虚としての主題

迷惑なリトマス試験紙の提示 中村幸彦近世的表現』(『中村幸彦著述集』第二巻)*

解った振りする衒い読者への媚態 

版元に替って推薦文を案出する読書力 

文脈を度外視する文字面の独断 中村光夫小説とはなにか』

創造方法の空虚を充墳し得た凱歌 野間宏『新しい時代文学

箍の緩んだ職人芸の空転と逆効果 井伏鱒二『荻窪風土記

久米の仙人が下界で上機嫌に暮す法 埴谷雄高対話集『微塵と出現』

引用文と感嘆符の貼り雑ぜに堕ちた評論 

本筋と核心から逸脱する回避の遁走 前田愛明治開化期文学集

後記

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。