誠文堂文庫

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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誠文堂文庫

 出版界に一エポックを劃した「誠文堂10錢文庫」全百冊の中には、賣値は十錢でも、内容は一圓二圓のものに比して、些かも遜色のない名著作が多かった。

 しかし、賣値が十錢である以上、體裁と云ひ内容といひ、どうしても充分と云ふ譯には行き兼ねた點もあるので、茲に新たに「誠文堂文庫」の發行を計劃して、舊10錢文庫中の優秀本を増補改訂して、寫眞を改め、口繪を新たにし、頁を約倍數とし、或ひは「野球入門」と「野球の見方」の如く同種好評のものを、二者合本して、一册となし、更に之に數點の新規書下し新刊書を配し、大いに裝幀を凝らして、江湖に送ることになったのである。

 幸に御愛讀の上更に大方に御吹聽の程願上げる次第である。

  昭和七年八月 小川菊松

ほか

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。