語彙別記

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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語彙別記

文部省

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/ka/kaidai_ka094.html

語彙別記 二巻一冊

 木村正辭外八人共著。明治四年刊(明治十八年翻刻出版)。本書は言葉の活用及び辭の運用を記したもので、明治四年文部省か木村正辭以下の諸氏に命じて編纂させた辭書語彙」の「あ」の部と共に刊行したものである。詞の活用については作用言として八種、形状言として二種、合計十種を挙げ、次に作用言活用圖を記してゐる。而してその活用將然連用終止連體已然の五段となし、又形状言活用は六段に分って、連用言將然言終止言・連體辭言?連體言已然言となし更にこれ等の説明及言葉の自他を説いてゐる、以上は上巻に述べる所で、下巻には作用言形状言の各段に接續する手爾遠波を説き、又作用言の八種について命令形の説明をしてゐる。以上所説を通覧するに、動詞に於いて下一段活を示さず又活用命令形を除いたるが如き(尤も別に下巻末で説いては居るが)その他不備缺陥が決して少くなく文法書として甚だ不備で義門廣蔭等の研究に劣るものである。 

【參考】

* 「語彙別記指掌?」一巻一冊 明治四年刋。

亀田次郎国語学書目解題」)

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。