詩律兆

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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詩律兆

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/s2/kokusyo_si194.html


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詩律兆

十一卷

中井積善

中井積善、字は子慶、竹山と號す、通稱は善太、大阪の人なり、郎ち甃庵の長子にして、弟履軒と倶に宋學を五井蘭洲に受く、我邦の宋學を爲すもの頑冥固陋にして.一に朱読を墨守し、片言隻字と雖もこれに違ふことを爲さず、竹山は大本は朱子を以て根柢とするも、世儒の偏隘に倣はず.亦頗る詩文に渉れり、常に曰く.吾が學は林に非ず山崎に非ず、一家の宋學と、晩に甃庵の創する所の懷徳書院に長たり、育英を以て業とす、薩肥二侯重碌を以て聘すれども、皆辭して應ぜず、文化元年二月二日歿す、享年七十玉、履軒私に謚して文惠と曰ふ。

古來我邦の作家は、往々聲律に疎なり、改に作詩法を説ける書は多くあるも、未だ聲律に及ぶものあらず、偶これあるも、其の説く所は淺近にして、根本に溯りて之を詳にするものあらず、今此の書は近體の詩に就いて、恆調變調の目を立て、一々例を引いて之を明にせり、而してその引證する所は、律詩は杜甫を以て主とし、旁ら四唐宋明に及べり、末尾の兩卷には、作詩に關する論説を掲げたり、本叢書第一卷に收めたる盧松江唐詩平仄考と共に、詩界の雙壁といふべし.

(安永五年十一月鳩功、江戸須原茂兵衞京林權兵衞、大阪松村九兵衞、井上丹六、良野六兵衞、)



詩律兆目録

○卷之一

五言律詩上

正格

 恆調

 變調

○卷之二

五言律詩中

偏格

 恆調

 變調

○卷之三

五言律詩下

拗格

 正格拗起句軆

 偏格拗起句體

 偏格拗前聯體

 偏格拗前聯鱧

 正格拗後聯體

 偏格拗後聯體

 正格拗結句體

 偏格拗結句醴

 正格拗二聯體

 偏絡拗二聯鱧

 前正後偏相墾體

 前偏後正棚孚鱧

 一正一偏交互鱸

 一偏一正交互體

○卷之四

七言律詩上

正格

 恆

 變調

○卷之五

七言律詩中

偏格

 恆調

變調

O卷之六

七言律詩下

揚赭

正格拗二起句一體

偏格拗二起句一體

正格拗二前聯一體

偏格拗二前聯一體

正格拗二後聯一體

偏格拗二後聯一體

覇格拗二結句一體

偏格拗二結句一軆

正格拗二二聯一體

偏格拗二二聯一軆

前正後偏相牛體

訪偏後正相孚體

一正崗編憂互軆

一轗一正交互體

拗格

○卷之七

七言絶句

正格

 恆調

 變調

○卷之八

七言絶句

偏格

 恆調

 變調

○卷之九

七言絶句

拗格

前正後偏體

 前偏後正軆

○卷之十

餘考

 體格

 四聲之拘

 八病之非

 正格偏格

 拗體

 雜評

○卷之十一

附録

 論一

 論二

 論三

 論四     

 論五     

答大出子友書 

上府城大鎭羽侯書

與紀世馨書

詩律兆目録

http://uwazura.seesaa.net/article/20106796.html
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