言語四種論

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
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言語四種論

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/k4/kokusyo_ke035.html

言語四種論 一巻一冊

 鈴木朖著 神宮文庫蔵寫本(活語斷續譜と合冊)文政七年刊本昭和五年活版翻刻本、柳園叢書本(活語斷續譜と所收)等の講本がある各々少異がある。神宮文庫本は稿本の寫伝と思はれ、文政本は定本として最も信ずべきものと思はる。本書は國語が四種の品詞に區別せられる事を論述したもので、五章に亘ってこれを記して居る。即ち第一章は言語に(1)體の詞、(2)形状の詞、(3)作用の詞、(4)てにをはの四種の別ある事、第二章は體の詞について、第三章は形状の詞作用の詞について、第四章はてにをはの事、第五章は「言語の根源、又四種の言語の相生する次第」と題して、言語の最初にあらはれたのは手爾遠波で、これを以って萬物の名をつけたのが體の詞手爾遠波及び體の詞を結合したものが形状の詞作用の詞とであると云つて居る。本書以前に品詞の分類を試みたものに富士谷成章がある。成章の「名」は本書の「體の詞」であり。「装」は「作用及び形状の詞」「挿頭」及「脚結」は「手爾遠波」に當るものである。本書は明に成章の影響を受け成章とは異った分類法を立てたもので部分的には優れた點もある。而して當時の所謂手爾遠波が一品詞として取扱ひ得ないものなることに着眼し得なかった爲に本書はその所説に破綻を來してゐる。後義門は本書の影響を多分に受け乍らも所謂手爾遠波なる項目を立てすにこれを体言用言とに分属されてゐる。

【参考】

* 日本文法論 山田孝雄著。第一部第一章「國語単語分類法の沿革及び批評

亀田次郎国語学書目解題」)

f:id:kuzan:20120129173955g:image

新潮日本文学大辞典 亀田次郎


古田東朔「『言語四種別考』から『言語四種論』へ?

http://ci.nii.ac.jp/naid/110000211874/

本文あり



http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho02/ho02_05630/index.html

書籍からの画像で注記のないものは、著者の著作権が切れ、刊行後五十年以上経っているものである筈です。