言海

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言海

言海ことばのうみ) 一冊(或は四冊)

 大槻文彦の著 明治八年二月起稿。十五年十月初稿了、十九年三月再訂了、二十四年四月刊行。昭和八年増訂本「大言海出版。從來の辭書はその集むる所多く所謂雅語漢語に限られて居たが本書は廣く梵語朝鮮語和蘭語等に至るまで一般に用ひるものは採録しこれを五十音順配列した。語彙總數約六萬、その語彙の廣く豊富なことは勿論語釋に際して本源的なるものを先に轉用的なものを後に秩序よく簡明に示した點、その他凡て辭書として必要條件を略備へてその編纂組織整然として居る事等は國語辭書として殆んど前例の無いことで爾後國語辭書の模範となった所以で本書を歴史的に高く價値づける所以である。今日より見れば語釋その他に不備誤謬間々あれど明治から昭和の今日迄博く世に行はれ學界に印したその功績に比すれば微瑕である。猶本書の附録たる「語法指南」は廣日本文典の基礎となったものであり、文典として同書の高い價値はこゝに言ふ迄もない。

亀田次郎国語学書目解題」)

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新潮日本文学大辞典 亀田次郎

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