藤田大誠『近代国学の研究』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
「検索」ボタンを活用して下さい。 岡島昭浩がやっております。 一部、JSPSの15H01883,18520354などの恩恵を受けております。

藤田大誠『近代国学の研究』

藤田大誠

弘文堂

平成19年12月15日 初版1刷発行

近代国学の研究 (久伊豆神社小教院叢書)

近代国学の研究 (久伊豆神社小教院叢書)

序章 近代国学史の構築のために

      ――本研究の課題と視角

 一 はじめに――「近代国学」に歴史的意義はあるか1

 二 「近代国学」の評価をめぐって

 三 近代国学における学統の問題

 四 近代の「考証派国学とその源流  13

 五 本書の検討課題と視角  23

 六 むすび――本書の構成と概要   28


第一章 近代日本国家黎明期の考証派国学者

  ――横山由清の学問・教育とその官歴

 はじめに  考証派国学者横山由清   49

 明治期の「考証派国学について  51

 横山由清に対する先学の評価  53

 横山由清の学統と幕末維新期の和学講談

 横山由清国学観と学校構想  60

 横山由清大学校

 横山由清と民法会議

 語彙編集横山由清  67

 左院・元老院時代横山由清

 むすび――国学者と法制官僚の間   71


第二章 明治初年の国家祭祀形成と国学者

  ――神祇官・神祇省の考証作業を中心にー

 はじめに  神祇省時代の再検討   85

 福羽美静小中村清矩による「近代国学

 神祇官の宮中神殿構想と祭政一致論  93

 小中村清矩「奉務私記」 98

 『葬祭略式』の成立

 近代皇室祭祀・神社祭祀の形成

 毎朝御代拝の成立と四方拝の再編

 『祭儀』の成立

 むすび  神祇省時代の終焉


第三章 明治初年における神社行政と国学者の考証

   教部省考証課の営みを通して

 はじめに  事務運用の営みから築かれた国学

 教部省政策の初志と首脳の変遷

 教部省内編輯課から考証課へ

 教部省考証課の職掌

 教部省における神社調査・考証の実際

 むすび  『特選神名牒』の編纂   58


第四章 明治期祭政一致論・国民教導と祭教学分離

   ――主斎神の変遷皇典講究所の創立

 はじめに  祭神論争と主斎神の問題

 神祇官八神殿の復興

 宮中三殿の形成過程と八神殿の名称消滅

 元八神殿殿舎の行方と大教院神殿の主斎神

 祭神論争と勅裁による決着

 「祭教学分離」の意義と神官教導職分離

 「祭教学分離」による皇典講究所の創立

 むすび  非宗教的神観の台頭と八神殿復興論1ー


第五章 近代国学と高等教育機関

      ――東京大学文学部附属古典講習科の設置と展開ー

 はじめに――東京大学古典講習科の盛衰   43

 明治初年の高等教育機関と国学者

 東京大学法・文二学部における国学者

 東京大学文学部附属古典講習科の設置経緯

 「国書課」「漢書課」並立体制の確立

 古典講習科における国学教育の実際

 「明治十六年事件」と徴兵問題

 古典講習科の拡充案と終焉の宣告

 帝国大学文科大学附属古典講習科  77

 むすび  古典講習科から國學院ヘー


第六章 近代皇位継承法の形成過程と国学者

     ――明治皇室典範第一章成立の前提

 はじめに  「女帝廃止論」の経緯とその前史考察の問題意識

 明治初年における皇位継承法成文法化の濫觴

 元老院の「内国部」と「外国部」

 元老院における国学者の皇位継承法調査の成果

 元老院国憲按第一次草案と欧州国憲

 元老院国憲按における皇位継承法と横山由清

 むすび  明治皇室典範制定「本史」へ   37


第七章 近代における国学の展開と神道学の成立

   ――国学の細分化過程と学問の再編成

 はじめに  磯前順一の「近代神道学の成立」論をめぐって

 明治期国学近代神道学との関係

 考証派国学者における「国学観」の変遷過程

  ①幕末維新期明確に位置付けられた「神典学」  76

  ②明治十年代消えた「神典学」「古道学」i 84

  ③明治二十年近代国学の科目「歴史学」「法制学」「言詞学」

 「国文学」という名の近代国学

 むすび――基盤としての近代国学


第八章 大正昭和戦前期における祭政一致観の相克

      ――八神殿奉斎問題と神道人・国学者

 一 はじめに  国家神道体制下における神祗特別官衙設置運動ー

 二 大正期における祭政一致論と八神殿奉斎論 

 三 大正期における立官運動と全国神職会

 四 昭和初年の祭政一致論における新たな八神殿論 

 五 神社制度調査会設置以後の祭政一致

 六 むすび  宮中三殿と八神殿奉斎論の相克


終章 近代国学とは何だったのか

        国学の継続と変容

 一 はじめに――『国史大辞典』の「近代国学評価

 二 人文諸学の学史的研究と「近代国学」の出版活動

 三 「近代国学」としての國學院芳賀矢一

 四 「近代国学」の限界とその宗教性

 五 むすび  結論と今後の課題


あとがき 

初出一覧 

人名索引

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。