芳賀綏『言論と日本人』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
「検索」ボタンを活用して下さい。 岡島昭浩がやっております。 一部、JSPSの15H01883,18520354などの恩恵を受けております。

芳賀綏『言論と日本人』

芳賀綏『言論100年日本人はこう話した』の文庫化

1999.10.10


1 弁論時代の夜明け

 一 これが"演説"だ

 二 「一雨ごとに演説屋がふえ……」 政談演説とその反響

 三 "演壇ばなし" 開花期の諸相

 四 議会論戦の幕開く


2 大正激動期の雄弁

 一 デモクラシーを導いた雄弁

 二 「西にレーニン、東に原敬

 三 青年雄弁の花ひらく

 四 絶叫と早ロ 無産運動のリーダーたち


3 よき時代から冬の時代

 一 「JOAK、こちらは……」ラジオ放送始まる

 ニ スタジオ話術の名手たち

 三 軍国の嵐に抗す

 四 戦時を彩る雄弁


4 "もの言う日本人"の時代

 一 言論解放と大衆参加

 二 茶の間にはいった政治

 三 録音とマイクの時代

 四 対談インタビュー時代


5 言論拡散時代の諸相

 一 "問答時代"の国会

  国会審議"一問一答"の時代

  現・前首相一騎討ち──吉田・芦田論戦

  「五五年体制」型の政府追及

  「参議院」の良識──国会"対話"の実践者

 二 ミニ言論分散の時代──ディスクジョッキー、ニュースショー花ざかり

  DJ文化──アメリカからの逆輸入

  オトナのDJ──深夜放送、「喫煙室」など

  しゃべりつづけたアイドルたち

  電波で書く落書き──"ミニ言論"も

  テレビ言論の諸変容

 三 散乱・急迫と整序──「言論」衰微時代と「整い」の復権 

  暴力的発言の横行

  「整った話」の伝統

  "情動談話"の時代

  洗練・円熟への反発──散乱と急迫の時代

  「整い文化」の復権

 四 青年・学生弁論の戦後

  内面の問題から発言

  胸を張り声を張る青年群

  "内面"から"社会"へ

  「青年の主張」の変容と終焉

  「二十一世紀の日本へ」──提言を競う学生たち


結び

 パブリック・スピーキングの時代区分

 "骨なし"と"粗弁"を排せ──バックボーンの確立こそ急務

 話の理想像を求めよ──"夜郎自大"からの脱却

 「自立」の初心と言論の自由

言論と日本人―歴史を創った話し手たち (講談社学術文庫)

言論と日本人―歴史を創った話し手たち (講談社学術文庫)

一部は構成を改め*1、全巻に加筆して新たな内容をも盛り込んだ。

 旧著が出来るまでに助力を得た方々の氏名と、用いた録音資料文献資料の詳細な一覧は旧著に掲げたので、年表とともにここには略し、昭和六十一年以後に参考にした主なものだけを記す。

*1:第五章と思われる。

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。