聚分韻略

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聚分韻略

新潮日本文学大辞典 鷲尾順敬

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しゆぶんゐんりやく

   聚分韻略  四巻  僧 虎關

 聲韻漢字を分ち、更に虚乾時氣支態座食器光等の十二門を立てゝ類聚し、ほゞ各字に關する詩句故事出據を摘示したるものなり。青木敦書の「昆陽漫録」に曰く、三重韻虎關の序あれども、虎關の時は聚分韻略と名けて、韻を三段に重録す。天野氏の藏する所の古版の聚分韻略を見れば、十二門を立てゝ五巻となし、虎關自筆の序、寧一山自筆の跋あり。同人の藏むる享保庚寅の年刊する聚分韻略三重韻のごとく韻を重ねて、跋に作者宿園筆者秀篤とあり。是簡便にとりて、宿園はしめて聚分韻略の韻を三段に重ねたるによりて、作者宿園と記したると見えたり。同人の藏むる朝鮮本の韻略と云ふ一冊の書を見れぱ、三重韻の如く韻を重ねて十二門を立す。宿園韻略によりて聚分韻略の韻を重ねたりと見えたり」、云々といへり。永正元年甲子〔二一六四〕出版す。四巻一冊に綴り内閣文庫に特別書として藏するものあり。

虎關輝師に「海藏略韻』の下に傳せり。

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/s2/kokusyo_si135.html

三重韻

三重韻虎関の序あれども、虎関の時は、聚分韻略名づけて、韻を三段に重ねず。天野氏の蔵むる所の古板の聚分韻略をみれば、十二門を立て、五巻となし。虎関自筆の序、寧一山自筆の跋あり、同人の蔵むる享禄庚寅の年刊する聚分韻略三重韻の如く韻を重ねて、跋に、作者宥園、筆者秀驚とあり。是簡便二とりて、宥園始めて聚分韻略の韻を、三段に重ねたるによりて、作者宥園と記したりと見へたり。同人の蔵むる朝鮮本の韻略と云ふ一冊の書を見れば、三重韻の如く、韻を重ねて、十二門を立てず。宥園韻略によりて、聚分韻略の韻を重ねたりと見へたり。

(青木昆陽 昆陽漫録)

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2569908 (原形十行・愚堂和尚書入本)

http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho04/ho04_00451/index.html (原形九行・書き込みに唐音)

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2543591 (原形九行)

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2532138 (古活字・原形八行)

http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/tenjikai/doc/tjtx096.htm 清原宣賢

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2540638 (原形五行 書き込み多し)

三重韻

文明薩摩版・三重韻九行

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2532112

http://www.ndl.go.jp/exhibit/50/html/catalog/c033.html

http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=099-0147

三重韻付訓

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2532186 (慶長壬子三重韻九行・付訓唐音)

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2532235 (天文16写・三重韻)

三重韻六行

http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0281-044301 (三重韻六行・付訓唐音)

http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0026-19904 (三重韻六行・付訓唐音)

http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho04/ho04_02459/index.html (三重韻六行・付訓)


韓国国立中央図書館蔵書

奥村三雄『聚分韻略の研究』



𩅧

[時]

[気]

𩦺

[支]

𩦲

[態]

𣧩

[生]

[食]

[器]

𦨴

罿

[光]

[数]

[虚]

[複]

窿

𩯣

有客從容謂余曰、韻切之書其作多矣、只以声響為要、不以品彙為枢

吾昔志2于学1也懐2斯惑矣、而無人之解而巳、今吾廃于学倦2于文1何以利v子乎哉、然以2吾昔之惑1測2子今之懇1耳、子姑待v之、吾其有日矣。

客退而乃博考2韻篇1棊2布隊類1、分為五巻、象于五行也、裁為十二門象于四序也

上之十門皆有党伍、今後捃摭読而虚者、以為両部。読而虚者、有単而可押、有複而可用、所以後之二門之重建也




(上平)

東 1

冬鍾 2

江 3

支脂之 4

微 5

魚 6

虞模 7

斉 8

佳皆 9

灰咍 10

真諄臻 11

文欣 12

元魂痕 13

寒桓 14

刪山 15

(下平)

先仙 1

蕭宵 2

肴 3

豪 4

歌戈 5

麻 6

陽唐 7

庚耕清 8

青 9

蒸登 10

尤侯幽 11

侵 12

覃談 13

塩添 14

咸銜 15

厳凡 16

(上)

董 1

腫 2

講 3

紙旨止 4

尾 5

語 6

麌姥 7

薺 8

蟹駭 9

賄海 10

軫準 11

吻隠 12

阮混很 13

旱緩 14

澘産 15

銑獮 16

篠小 17

巧 18

皓 19

哿果 20

馬 21

養蕩 22

梗耿静 23

迥 24

拯等 25

有厚黝 26

寝 27

感敢 28

琰忝儼 29

豏檻范 30

(去)

送 1

宋用 2

絳 3

寘旨止 4

未 5

御 6

遇姥 7

霽祭 8

泰 9

卦怪夬 10

隊代 11

廃 12

震稕 13

問 14

焮 15

願慁恨 16

翰換 17

諌襇 18

霰線 19

嘯笑 20

效 21

号 22

箇過 23

禡 24

漾宕 25

敬諍勁 26

径 27

證嶝 28

宥候幼 29

沁 30

勘闞 31

艶㮇釅 32

陥鑑梵 33

(入)

屋 1

沃燭 2

覺 3

質術櫛 4

物 5

迄 6

月沒 7

曷末 8

黠鎋 9

屑薛 10

藥鐸 11

陌麦昔 12

錫 13

職徳 14

緝 15

合盍 16

葉帖 17

洽狎 18

業乏 19

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