神保格『標準語研究』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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神保格『標準語研究』

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神保格

ラジオ新書63

昭和十六年十月三十日發行

昭和十六年十一月二十日發行 (昭和十九年一月一日再版による)

はしがき

言語といふのは

 前置き

 言語とはどういふものか──言語の目的

 手段と働き、道具と活用──手段は道具と同じ

 言語といふ名称に二つの意味がある──「言語材料」「言語行動

言語材料

 語句を心の中に蓄へてゐる

 語句は社会の習慣によって成立

 語句の組立

 語句の相互連絡

 語句の組立も連絡も社会の習慣

 色々な言語

言語行動

 役に立つ語句

 発表と了解の行動

 音声言語文字言語等というのはどういふものか

標準語とは

 「標準語とは何か」とは何か

 從來多く使はれた標準語意味

正しい言葉とは何をいふか

 標準に合ふものが正しい

 すべての言語標準語である

 所謂「方言」も標準語である

 全国共通語といふもの

良い言葉とは何をいふか

 目的に叶ふものが良いもの

 正しい言葉は良い言葉

 高い教養を含むもの、表現性に富むものが良い言葉

 何となく良いと思はれる言葉

 了解の範囲の広いものが良い言葉

標準語を定めること

 全国共通の統一的日本語が無ければならない──全日本標準語

 如何なるものを全日本標準語と認めるか

 さういふ全国共通語は果して存在してゐるか

 或程度まで全国共通語が行はれてゐる

現に行はれてゐる全國共通語とはどんな言葉

 東京語であるといふ

 東京語が標準だといふ事の色々な意味

 言語の種類に名称を附ける

 所謂「東京語」とは言葉遣ひそのものの名称である

 今日では東京語といふ名称は当ってゐない

 東京教養ある人の言葉標準語であるといふ意味

 所謂「東京語」とはどれだけをいふか

日本標準語及び色々の問題

 全日本標準語を認める

 公に認定されたものでなければならない

 全国共通といふだけでは物足りない

 全国共通といふだけならば東京語に限らないではないか

 東京語が標準といふのは不公平ではないか

 事實上標準語が二つあってもよいではないか

 標準語時代と共に変化するのではないか

 今日の全国共通語をその儘標準としてよいか

 音声アクセントは全国統一してゐないではないか

 社会の力

 標準語普及とは各地の方言といふ既存社会習慣を押し除けることではないか

 標準語方言との関係はどうなるか

結び

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。