石山茂利夫『国語辞書事件簿』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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項目の形に規準はほとんどありません*
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石山茂利夫『国語辞書事件簿』

石山茂利夫

国語辞書事件簿』草思社

2004年11月29日 第1刷発行

ISBN:479421362X


はじめに──ミステリアスな辞書

1 激突! いろは五十音

  明治人には「新しい時代の波」だった五十音

  福沢諭吉の「言海』批判

  大槻文彦の「実験」

  『言海』草稿の表紙は語る

  利用者に資格を求めた辞書

  「いろは」層のための辞書

  根強かったいろは支持

2『大言海』八万語説の背景

  『広辞苑』新村出の代表作でない!?

  『大辞林』、抗議でシブシブ〈編「広辞苑」〉を追加

  金田一京助は特別扱い

  国語辞書は仲間に冷たい

  毛虱の体長はあるのに……

  『大日本』の見出し語  二二万? 二〇万四〇〇〇?

  『大言海』の見出し語  八万? 九万八〇〇〇?

  荒涼とした研究風土の象徴

  新村出の勘違い、他の辞書を走らす?

  『日国』の根拠は見坊データ?

  『日国』に浅知恵を笑われる

3誇大宣伝ファイル

  辞書のズルを見破る法

  看板に偽りあり! 『大辞泉』増補版

  『広辞苑』に見る優等生的ズルさ

  営業用リニューアルの手本? 『広辞苑』二版補訂版

  『角川国語大辞典』の怪

  現代語主義の元祖は『角川国語辞典

  好機を逸した角川書店

  『新明解』二版は増刷並みの直し

  「新解さんの謎」わたしの場合

4悲劇の名辞書

  名辞書『例解国語辞典』の悲劇

  「違和」追加に違和感

  謎の「側室」登場

  『レイカイ』に"事件"のにおいを嗅ぐ

  改変の基本台帳を作る

  『レイカイ』の追加語群、初公開

  追加語の特性を見つけた!

  辞書にはストーリーがない

  『レイカイ』のマル秘手直し大作戦

  『レイカイ』には"欠陥版"がある

  据え膳だった? 『レイカイ』事件取材

  辞書の神様は気が長い

5『広辞苑』のルーツ発見・序

  糊とハサミで作った辞書

  新村父子、参考辞書を公表

  『辞苑』の親辞書はライバル辞書!

  『言林』序文のナゾに挑む

  「疑わしきは模倣とせず」

  本物のデータがないわけ

  模倣隠しの裏技「組み合わせ」法

  額鳥はほがらかな声で鳴く?

6『広辞苑』のルーツ発見・破

  『広辞苑』のルーツ発見

  外来語の親辞書新語辞典?

  「五十音」は証言する

  延々と続く模倣のパレード

  『言林』序文新村出の懺悔!

  松井簡治の容赦ない指弾

  参考辞書告知は"新村トリック"?

  老いらくの自画像

  満足のワナ

7『広辞苑』のルーツ発見・急

  息子による容赦ない告発「『辞苑』『広辞苑』は模倣の産物」

  新村出は名義貸しに近い編者

  〈内助の一老友〉の証言

  単行本並みに辞書を量産

  モラルを疑う"辞書事業"

  告発の狙い

  模倣の痕跡を残したナゾ

  新村師弟の著作権

  模倣の相関図

  松井簡治の目線

  「編者はわれ一人」宣言

  「一日三三語、二〇年」

  帝国大学図書館をコケにした男

  虎の尾を踏んだ? 新村出

  サラブレッドの不実

  辞書界が当面している「轆轤がな」問題とは……

  商売道具は大切に

◎あとがきに代えて

付録1 辞書  知っていてソンはない辞書・この本で使った辞書

付録2 模倣例   『辞苑』の親辞書探し調査結果



書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。