田宮虎彦「落城」

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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田宮虎彦「落城」

田宮虎彦

『新潮文庫の絶版100冊』


尾根を先導した猟師たちが、「ええじゃないか、ええじゃないか」と歌声をふりしぼりながら、ええじゃないかの馬鹿踊りを踊りはじめた。いずれは西国勢が教えた文句に違いないが、猟師たちの言葉訛りはいつわれぬ黒菅訛りであった。それは鰍沢には奈落にひきいれられる淋しさをさそった。

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。