滝浦真人『ポライトネス入門』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
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滝浦真人『ポライトネス入門』

滝浦真人

ポライトネス 入門』

研究社

2008

ポライトネス入門

ポライトネス入門

第1章「ポライトネス」の背景──人間関係にかかわるいくつかの普遍 001

 人間関係と"なわばり"のややこしい関係 002

 "聖なるもの"に対する態度のとり方  デュルケームの儀礼論005

 演じられる役割の交通整理──ゴフマンの"共在の秩序"009

 "あなた"と"わたし"の距離──冗談関係/忌避関係、T/V代名詞 013

 人間としての欲求──ブラウン&レヴィンソンの「フェイス」016


第2章 ブラウン&レヴィンソンのポライトネス理論──効率と配慮、どちらをとるか? 021

 会話の"自然さ" ポライトネス語用論的背景 022

 言葉相手に触れること──効率と配慮 026

 ブラウン&レヴィンソンのポライトネス理論 029

  フェイス侵害行為とフェイス・リスク 029

  ポライトネスストラテジー 031

  ポジティブ・ポライトネス 034

  ネガティブ・ポライトネス 039

  ほのめかし 041

ポライトネス言語文化 046


第3章 敬語ポライトネス──会話の場で人間関係を切り分ける 049

 「ポライトネス」と「敬語」050

 敬語は〈距離〉の表現である──敬語の定義 051

   「する」と「なる」 051

   「敬語は〈敬意〉の表現である」? 053

 敬語の3分類? 5分類?一 敬語コミュニケーション・モデル 056

 機能の相互独立性 059

  人物の同一性と役割の同一性 059

  「親愛の敬語」はあるか? 061

 敬語意味論から語用論へ  人間関係の像 063

 ウチとソト──敬語ダイクシス 065

 人間関係を切り分けること──敬意から疎外まで 070


第4章〈距離〉とポライトネス──"人を呼ぶこと"と"ものを呼ぶこと"の語用論 075

 〈距離〉の網の目 076

 〈距離〉の構えとしての呼称 077

   呼称における遠と近 077

   日本語の呼称は何を呼んでいるか? 080

 呼称の語用論 081

   「おねえさん」のポライトネス? 081

   「よっ、社長1」のf(意味)=発話効果 083

 指示詞コソア 085

   "人を呼ぶこと"と"物事を呼ぶこと"085

   コソア意味 086

   コソア語用論的効果 088

 指示詞と人間関係の〈距離〉091

   視点を操作する 091

   指示詞ポライトネス 092

 発話効果の相対性、そして終助詞 095


第5章 ポライトネスコミュニケーション──会話のスタイル・言語行為・文化差 097

 形式機能──ポライトネスの担い手 098

 会話構造──相手言葉に触れるか触れないか 099

   沈黙とオーバーラップ 099

   高関与体と高配慮体 101

   "言葉相手に触れる/触れない"こと 105

 言語行為の対照ポライトネス論  断わり、ほめ 108

   断わりの談話構成 108

   ほめ・ほめに対する応答 110

 あいさつ  人間関係の文化的コード 114

 ふたたび3要因D・P・Rについて──ブラウン&レヴィンソンの新しさ 116

  言語行為と言語表現の要因分析 116

  「民族性」へのアプローチ 119


第6章 [応用編]終助詞「か/よ/ね」の意味ポライトネス──話者が直観的にしていることの長い説明 123

 終助詞なしではやれない日本語 124

 話し手聞き手の何を問題にすべきか? 127

   知識・認識・なわばり 127

   モニター標識としての終助詞 131

 「か/よ/ね」の意味機能素性指定 134

   接続関係から見えること 134

   連接形終助詞をめぐって 138

 用例による意味素性の検証 141

 終助詞の待遇性 146

   「ね」の語用論機能 146

   「か」と距離 148

 「潜在的ポライトネス傾向」と語用論機能の多様性 150

   [+]と[-]の意味 150

   基点と距離のモーメント 152


引用文献 155

索引 158

あとがき 162

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。