泰山蔚

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
最善の説を記録しているものではありません。変な説も記録しています。
書誌として不完全です。
項目の形に規準はほとんどありません*
「検索」ボタンを活用して下さい。 岡島昭浩がやっております。 一部、JSPSの15H01883,18520354などの恩恵を受けております。

泰山蔚

 蔚《しげる》 音韻学

姓名泰山《やすやま》。字は文敬*1

【號】霧隱

【閲歴】生歿の年月未詳。その著「音韻断」(別項)は寛政十一年三月の刊で、自序は同年同月に成つてゐる。「韻鏡藤氏傳」の批評寛政八年に成つたやうである。又その前に「百錬韻鏡」を著はしてゐるから、寛政の頃には相當の年齢になつてゐたと思ふ。京都の人であつたやうである。「音韻断」の総論に、蔚の「音韻ノ學、師承スル所ナシ」とあり、又音韻は蔚の専門とする所ではないと記してゐる。

【著書】音韻断(別項)○百錬韻鏡五冊。重修發音録一冊○解經秘蔵駁二冊。

【業績】その著「音韻断」は「磨光韻鏡」(別項)及び「韻鏡藤氏傳」(釋盛典*2)について、詳かに是非を論じ、不備・誤謬を訂正増補したものであるが、頗る卓見に富み、蔚が文雄太田全斎(各別項)と比肩し得る音韻学者であった事が知られる。惜しむらくは、蔚は學界に知られず、その所説も學界に大きな影響を与ふるには至らなかった。〔亀田〕

新潮日本文学大辞典

大喜多蔚?

http://tois.nichibun.ac.jp/hsis/heian-jinbutsushi/Heian/years_binka10/heian141.html

鍾秀斎

*1:「文豹」とあるべきところ

*2:誤り。

書籍からの画像で注記のないものは、著者の著作権が切れ、刊行後五十年以上経っているものである筈です。