水野雅央『標準語の現在』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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水野雅央『標準語の現在』

水野雅央

標準語の 現在』葦書房

1992.1.10

ISBN:4751201689

(ISBN:4751206699)

第一章 標準語成立

 西から東へ

 外国人の観察

 江戸語標準語

 標準語創成期の社会的背景

 文化革命の中から標準語への胎動

 明治期のはなしことば

 統一の機運

 言文一致の動き

 東京語の定着

 標準語普及の行き過ぎ

 文化ことばは一体

 方言撲滅運動標準語への反発

 「共通語」という概念は必要か

 標準語地方語

 口語文語尾

  デス

  ノデアル

  マス

  デアリマス

  デアリマス・・軍隊用語として

  デアリマス・・長州語として

  デアリマス・・放送用語として

 文明開化新語

 受動態の発達

第二章 標準語の範囲

 時間と空間のひろがり

 東国語の系譜

 江戸語の中の東京語

  関東ベイ

  促音化連声

  拗音

  撥音

  母音長音

  「シュ」から「シ」への訛り

  ヒとシの混同

  接頭語

  鼻濁音

  母音の無声化

  巻舌

  動詞命令形

 東西の比較《ズラゲナ伝説

 「おる」と「いる」の対立誤解

  「おる」と「いる」はイコールではない

  謙譲語「おる」を丁寧語と取り違えているための混乱

  文章語では使われない「おる」

  「おられる」の矛盾

  補助動詞の「おる」

  「いる」から「おる」への移行と定着

  敬語の三区分のあやまりの中での「おる」

 「られる」「れる」

  一張羅の敬語

  敬語の「れる」「られる」に対する私の拒絶反応

 「ない」と「ぬ」

 現代での「ず」の用法の矛盾

 「クァ」と「カ」

 ウ音便

 東西の分水嶺

第三章 時間軸に沿って

 過去から現代へ

 社会変格の実態を伴った語

 読みの変化と誤用の定着

 呉音漢音

 誤読誤用の原因

  漢音からの変化

  呉、漢音が入りまじるもの

  漢字の一部からの連想

  文字を見間違うことによる誤読

  音をきき間違えた誤用

  原意が失われて起こる誤読

  慣用

  肯定、否定の逆転)

 現代の慣用表現の中にある疑問

 用法が変化した現代語

 二人称代名詞「あなた」の用法の変化

  「あなた」の歴史的背景

  現代の辞書の記述)

 「あなた」についての私の認識

  補足・・「お宅」について

  補足・・「彼女」について

 外来語の誤った定着

  意味の変化

  外来語の消化

  誤用のパターン

 現在から未来へ

 可能動詞についての観察

第四章 音節

 日本語音節の特徴

 現代標準語音節の数

 アイウエオの起源

  「アイウエオ」の名称

  「五音」の成立年代と目的

  「五音」に盛られた音

  母音配列

  子音配列

 いろは

 「あめつち」と「たいにのうた」

 四つの「エ」

 「オ」と「ヲ」

  発音はどう違うか

  「お」「を」を混同する史料

  藤原定家分類法

  契沖から宣長

  宣長による決定版

  wo→o江戸期での変化

  「オ」「ヲ」のまとめ

 「イ」と「ヰ」の違い

 ハ行転呼音

  現代まで持ちこされたハ行音の問題

  上代に「ha行音」はなかった

  PかFか

  FからWへ

  室町から江戸

  ハ行転呼音のまとめ

 サ行ザ行

 タ行ダ行

 ラ行

 濁音

 半濁音

 鼻濁音

  濁音の前の鼻音

  ガ行、ギャ行鼻濁音

  現代標準語鼻濁音

  鼻濁音法則

  発音練習について

  自分がきく自分の声は「自分の声」ではない

 拗音

 撥音促音

 長音

  オ段長音

  エ段長音

 無声音

  少ない史料

  無声化の条件

第五章 アクセント

 日本語アクセントの特性

 アクセント記録

  声点

  類聚名義抄など

  山田美妙辞書

 現代標準語アクセントの型

 アクセントの諸態様

  コンパウンド

  名詞副詞で異なるアクセント

  否定構文平板化

  助詞「の」による平板化、及びその例外

  冠詞のはたらきをするアクセント

  慣用によるアクセントの変化

動詞アクセント

  基本の型

  最も多用される連用形

  打消の助動詞がついた時の動詞アクセント

  「ナイ」についての補足

  助動詞「レル」「ラレル」が接続した時のアクセント

  使役の助動詞がつく場合

  助動詞が複数接続した場合の動詞アクセント

 あとがき・・福岡のことば雑観

書籍からの画像で注記のないものは、著者の著作権が切れ、刊行後五十年以上経っているものである筈です。