松尾弘徳「新方言としてのとりたて詞ゲナの成立」

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松尾弘徳「新方言としてのとりたて詞ゲナの成立」

松尾弘徳

語文研究107

新方言としてのとりたて詞ゲナの成立

――福岡方言における文法変化の一事例

http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/recordID/19773

1.九州方言のゲナ

2.ゲナの新用法

3.ゲナに関するアンケートから見えてくること

4.とりたて詞ゲナの成立過程

4.1岡野(1988)で提示されたゲナ2生成に関する仮説

4.2.伝聞の助動詞から引用マーカーへ

4.3.引用マーカーからとりたて詞

4.4.「ガヤウナ」を出自とする「ゲナ」

4.5.助動詞から助詞変化した類例

5.まとめ

参考文献

青木博史(2007)「近代語における述部の構造変化文法化」『日本語の構造変化と文法化』pp.205-219 ひつじ書房

岩田美穂(2007a)「例示を表す並列形式歴史的変化――タリ・ナリをめぐって――」『日本語の構造変化と文法化』pp.93-113 ひつじ書房

    (2007b)「「ノ・ダノ」並列の変遷――例示並列形式としての位置づけについて――」『語文(大阪大学)』89、pp.48-58

岡野信子編(1987)『福岡県言語地図梅光女学院大学方言研究会

岡野信子(1988)『福岡県ことば風土記葦書房

九州方言学会編(199D『九州方言の基礎的研究 改訂版』風間書房

金水敏工藤真由美沼田善子(2000)『時・否定と取り立て岩波書店

国立国語研究所編(1989)『方言文法全国地図(1)』大蔵省印刷局

陣内正敬(1993)『地方中核都市方言調査報告――福岡市・北九州市――』九州大学言語文化日本語

仙波光明(1972)「終止連体形接続の「げな」と「そうな」」『佐伯梅友博士喜寿記念国語学論集表現社、pp.513-535

坪内佐智世(2004)「「伝聞」の「そうだ」とそれに対応する福岡市博多方言伝聞形式」『福岡教育大学紀要』53-1、pp.41-50

寺村秀夫(1991)『日本語のシンタクスと意味くろしお出版

友杉めぐみ(未公刊)「福岡県地元在住者と他県移住者の「ゲナ」用法比較~福岡方言「ゲナ」の変遷若年層の使用方法~」平成16年度福岡女学院大学卒業論文

二階堂整(1997)「福岡 JR・西鉄沿線グロットグラム調査」『西日本におけるネオ方言の実態に関する調査研究』(平成8年度科研基盤A報告書 代表 阪大 真田信治)pp.72~82

沼田善子(1988)「とりたて詞意味再考――「こそ」、「など」について――」『論集 ことばくろしお出版

藤田保幸(2000)『国語引用構文の研究和泉書院

前田桂子(1993)「江戸噺本におけるゲナとサウナ――伝聞の例を中心に――」『筑紫語学研究』No4、pp.8-20

山口堯二(1997)「助動詞伝聞表示に関する通史的考察」『京都語文』2、pp.202-222

Kinuhata Tomohide, Miho Iwata, Tadashi Eguchi, and Satoshi Kinsui(2006) "Genesis of Indeterminate Pattern in Japanese"The 16th Japanese/Korean Linguistics Conference, Kyoto University,2006年10月7日発表資料

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