時枝誠記『国語教育の方法』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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時枝誠記『国語教育の方法』

改稿

はしがき

 本書は、旧版『国語教育の方法』(昭和二十九年四月習文社刊)を、全面的に改稿したものである。旧版は、専ら戦後の経験主義の国語教育とその理論とを批判の対象として、それに対して、新しく能力主義の国語教育を打出さうとしたものである。その後、私は、昭和三十年度と三十五年度の二回に亘って、文部省の高等学校学習指導要領改訂委員会の改訂の仕事に参加し、引続き、右の改訂の趣旨を伝達する各種研究協議会に列席すると同時に、私の個人的見解を述べる機会を与へられた。これらの仕事に対する私の立場や、発言の趣旨を記録して置くことは、私の責任を明かにするためにも、必要なことと考へて、この改稿の仕事を計画した次第である。

 旧版と新版とでは、私の根本的立場におい。て相違するところはないのであるが、新版には、旧版以後において、それを布衍し発展させた幾つかの問題を含んでゐる。また、改訂指導要領に対しても、私の立場からすれば、全然問題が無いわけではなく、それらの点を明かにしようとするのが、この改稿のねらひでもあったわけである。

(以下略)

昭和三十八年六月二十日 発行

昭和四十五年四月十日 改装版発行

有精堂

第一章 戦後の国語教育界に対する私の立場 1

第二章 国語学と国語教育との関係 8 https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/107.html

第三章 国語教育の機構 16

 一 教師 16

 二 児童生徒 17

 三 国語教育の内容 国語 (第四・六章に述べる) 19

 四 教室 近代学校組織の特色 20

第四章 国語教育の内容としての国語 27

 一 言語観 27

 二 言語過程説 31

  (一) 言語は主体的実践的行為 31

  (二) 言語成立条件 33

  (三) 伝達事実 35

 三 国語に対する児童生徒の立場 41

第五章 国語教育の目標と教科の特質 47

 一 言語経験言語教育 47

 二 言語機能国語教育の任務 54

 三 国語教育練学科である 59

 四 国語教育言語技術教育である 64

 五 国語教育の目標は国語の伝統の保持にある 70

第六章 教育内容の分析と教育の方法 77

 一 言語形態の分類 「話す」「聞く」「書く」「読む」 77

 二 言語生活の実態 81

 三 標準語教育方言生活 85 https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/109.html

 四 経験主義の教育と基礎学力の問題 91

 五 話し方聞き方 100

 六 読み方 103

  (一) 読み手読者)の立場 103

  (二) 言語教育文学教育 109 https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/111.html

      附、鑑賞の問題

 七 作文綴り方) 121 https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/113.html

 八 文法 134 https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/110.html

第七章 国語教育における教科書意義 143

第八章 国語教育と人間形成 150

第九章 国語教育国語政策との関係 159

第十章 国語教育における古典教育意義 165-175 https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/102.html

国語教育関係著書論文目録 177 https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/108.html

索引 181-183



索引項目

    〔か〕

垣内松三

書出し

書手

書くこと

「かた」の教育

学校教育意義

勧化主義

感化主義の国語教育

感化主義の教育

観察的立場

観照

鑑賞

鑑賞する者

鑑賞的立場

    〔き〕

聞手

技術

技術学科

基礎学力

基礎学力と言語形態との関係

機動文法

機能的関係-言語と生活との

機能の相違

機能文法

教育内容

教科書

教科書

教科書意義

教科書の指導性

教科書の問題

教科書批判

教科書編集者

教師の立場

享受

    〔く〕

練学科

    〔け〕

経験

経験主義

経験主義の国語教育

経験主義より能力主義への転換

系統学習

研究的立場

言語

言語過程説

言語観

言語教育文学教育

言語形態

言語行為

言語行為の目的

言語構成観

言語構成観(説)

貫語習慣の獲得

言語主体

言語生活

言語生活機能的関係

言語生活の実態

言語道具説

言語文学との関連

言語の一様性

言語機能

冒語の恒常性

言語成立条件

現代国語

    〔こ〕

行為

国語教育と人間形成

国語教育の客体

国語教育の主体

国語教育成立条件

国語教育教育内容

国語教育の目標

国語政策

国語機能

国語法要説

個人教育

個人教授

個人指導

古典

古典

古典教育意義

古典教育の目標

古典

コミュニケーション

   〔さ〕

作文教育

作文教育意義

作文教育の内容

作文教育の方法

作文教育の目的

   〔し〕

実践的活動の教育

実践的教科

実賎的主体的立場

実用的機能

集団教育

主体的立場

文典

   〔す〕

スティリスティーク

   〔せ〕

センテンス・メソツド

    〔そ〕

総合主義の国語教育

素材

素材の改編、組替

    〔た〕

体系文法

たどる

たどり読み

    〔ち〕

知識的教科

    〔つ〕

つづること

    〔て〕

手振り

伝達

伝達悲観論

伝統性

点字

    〔と〕

読解的立場

読者的立場

読書生活

読唇法

独白

    〔に〕

人間形成

    〔の〕

能力

能力主義の国語教育

能力の教育

    〔は〕

媒材

媒材の機能

橋本進吉

話し方

話し言葉教育

話手

話すこと

場面

パロル

反覆練習

   〔ひ〕

批判的精神

批判力

批評添削

表現

表現者の立場

表現相手

表現教育

表現の媒材

表出する過程

標準語教育

標語教育の理念

標準語制定の必要

   〔ふ〕

文章の基本的性質

文章の性質

分析主義の国語教育

分析的教育

文体論

文法学

文法教育の目的

   〔ほ〕

方言研究の歴史

方言問題

冒頭

惚れさせる国語教育

   〔み〕

身振り

   〔む〕

無関心性

   〔も〕

目的意識

文字言語

問答

   〔や〕

焼付主義

焼付主義の国語教育

   〔よ〕

読み方

読み方教育

読み方教育の目標

読手

読むこと

読むといふこと

   〔ら〕

螺旋状上昇

ランガージュ

ラング

   〔り〕

理解者の立場

理解する過程

理解する者

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。