徳川宗賢編『日本の方言地図』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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徳川宗賢編『日本の方言地図』

徳川宗賢 中公新書533、1979.3

方言地図

日本の方言地図 (中公新書 (533))

日本の方言地図 (中公新書 (533))

日本言語地図

    まえがき

1方言分布……佐藤亮一 3

 居る 東西の対立 

 かたつむり(蝸牛)――周圏論の記念碑  

 いえ(家屋)――イエとウチの闘争  

 おんな(女性)――一般称から卑称へ  

 お手玉 方言量と孤例 。9

 「しあさって」と「やのあさって」――隣接意味分野への侵入  33

 (手ぬぐいが)凍る・(水が)凍る――並行的分布解釈 

 小さい・細い・細かい――語彙体系地域差 


2物とことば……沢木幹栄

 かぽちゃ(南瓜)――ポルトガル語からきたボーブラ  

 さつまいも(甘藷)――地名分布 62

 じゃがいも(馬鈴薯)――錯綜分布の背景  66

 イモの意味――栽培状況との関連  

 とうもろこし(玉萄黍)――トーキビの台頭 

 まな板――魚用と野莱用の区別 8。

 せともの(陶磁器)――名称と商圏  

 しもやけ(凍傷)――気侯と方言  89

 もうもう(牛の鳴き声)――擬声語分布解釈  93


3ことばの誕生と変化……野元菊雄

 かたぐるま――混交  

 恐ろしい――同音衝突 

 地震――意味の分担  

 おととい(一昨日)――文体の分担  

 酸っぱい――第三語形の採用 

 捨てる――類推  

 (うそを)つく――卑語的発想 

 ものもらい(麦粒腫)――民間伝承による命名  

 (くもの)糸――語源俗解 


4文献国語史と方言……徳川宗賢

 くすりゆび(薬指)――古語の残存  

 とんぼ(蜻蛉)――大局的な一致  

 におい(芳香)――地図の多彩さ  

 つらら(氷柱)――『物類称呼』との比較  

 たこ(凧)――十七世紀以降のことば  

 シェ・ジェの音 ――由緒ある発音  

 クワ・グワの音 ――外来音の盛衰  

 もぐら(土竜)文献との矛盾  

 あざ(痣)」と「ほくろ(黒子)」――分布図の深さと文献の深さ

 とげ(刺)――矛盾の解決 


5標準語の地理的背景……真田信治

 うろこ(鱗)――関西を基盤とする標準語形  

 梅雨――「入梅」の意味  

 とうがらし――外来の芥子  

 塩辛い――シヨッパイとカライ  

 まぶしい(眩しい)上方語マブイが母胎  

 ちゅんちゅん(雀の鳴き声)――「啾啾」はチューチューか

 つむじ風  現象の有無  

 うるち(糧米)――関東出自の標準語形  

 どくだみ(藪莱)中央部にない標準語形  

 ガ行の予音――標準語のゆれ  

書籍からの画像で注記のないものは、著作権法上の「引用」の範囲内であるか、著者の著作権が切れて刊行後五十年以上経っているものである筈です。