川瀬一馬『日本文化史』

国語史・日本語史周辺(日本文学・日本史・言語学などなど)の覚書です。
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川瀬一馬『日本文化史』

川瀬一馬

日本文化史 (講談社学術文庫 258)

日本文化史 (講談社学術文庫 258)

講談社学術文庫

1978年6月10日   第1刷発行

1990年5月25日   第7刷発行

[第一講]序説(総論)

  文化とは

  文化本質を究明する方法

  遺物・遺跡の資料的価値

  記録文献以前

  海外(大陸)の文化日本文化

  日本文化究明の条件

  私の研究の立場


[第二講] 日本民族の自然発生的な生活と日本文化本質

  日本民族のみなもと

  季節風(信風)

  原始生活に好条件の島国

  熊野の特色

  日本語の発生

  白鳥庫吉先生の学説

  日本語数詞の成り立ち(白鳥学説)

  人木(高木神)の崇敬

  わが民族本来の生命観(死生観)

  日本文化本質大陸文化


[第三講] 大陸文化移入の初期W

  大陸文化の移入による変化

  大国主命の文化の誕生

  少彦名命の協力

  日本武尊文化の発生

  太平洋岸における日本武尊文化と諸神の勢力

  日本武尊文化の西方伸張

  古代朝鮮半島との関係


[第四講] 聖徳太子治世の意味

  先ず触れた大陸文化

  論語千字文の伝来

  倭の五王

  蘇我・物部両氏の争い

  聖徳太子の治世

  天皇親政

  継体天皇の継承問題

  冠位十二階と十七条憲法

  日の本と呉

  太子自筆法華義疏

  王者の筆蹟

  太子の仏教徳治主義

  海の彼方の本にあらず


[第五講] 律令格式の完成

  隋・唐以前の法律文

  仏教徳治主義と学僧

  吉備真備の業績

  安倍仲麿と玄昉

  鑑真和上の来朝

  戒壇と唐招提寺の造立

  恵美押勝の謀反と百万塔陀羅尼の造営

  吉備真備の見識と再度の入唐

  律令格式の将来とわが制定

  唐の政治思想

  唐太宗の治世

  律令格式の完成

  唐文化の舶載品

  正倉院残存遺品の価値

  「式」における神祗の尊重

  吉備真備の遺品経橈


[第六講] 仏教平安朝文化

  神仏混交の発生

  平安遷都

  平安遷都後の新仏教天台真言)

  弘法大帥の真言密教将来

  法華経と観世音

  慈覚大師の台密将来

  仏教と経済問題

  法然上人の浄土教

  装飾経に現われた工芸的手法

  仮名文字成立

  十三の仮名遣*1

  古代朝鮮における吏道

  草仮名白点


[第七講]院政と武家政権の発生

  皇族の政権と藤原氏の摂政

  藤原氏の子女教育

  皇室の政権回復

  藤原氏と清和源氏の武力

  院政と北面の武士

  院政と武家政権

  地方の豪族文化

  平将門と藤原純友

  公家と末法思想


[第八講] 武家政権の確立と武家文化の特色

  「中世」の時期区分

  鎌倉幕府の成立

  北条執権の幕府

  武家文化の確立「御成敗式目

  武家政治の特色

  武家文化と禅の輸入

  武家文化の得失

  武家政権下の公家

  武家文化の特色、感性の発揮

  武家政権下の座の組織


[第九講] 中世武家文化と禅

  臨済禅の法系 禅法学習の二大甘露門

  大覚寺統と持明院統の対立

  夢窓国師出世の意義

  禅と宋儒の思想

  中嵒円月の学説

  建武中興の政治

  足利幕府の成立

  禅僧の墨蹟と水墨画

  雪舟の水墨画

  室町時代文芸

  禅僧の文化的活動



[第十講」 西欧文明の伝来とその影響

  武家政権下の下剋上

  占筮の信奉

  占筮学習の権威、足利学校

  群雄割拠と西欧文明の伝来

  フロイス日本史

  兵法の第一人者、武田信玄

  織田信長の鉄砲利用

  武家政権における鉄砲利用の限界

  織田信長の覇権挫折

  豊臣秀吉の天下統一

  徳川家康の武家政治

  武家階級の身分確立

  徳川幕府の間諜利用

  西欧文明伝来の影響


冖第十一講] 江戸時代武家文化

  戦国武将の文事

  徳川家康儒教採用

  すぐれた学儒の輩出

  江戸初期の名君

  前田松雲公

  江戸時代文運の盛時

  印刷文化の開発

  江戸時代公家

  武家文化における申楽能

  江戸時代武家の文武両道

  江戸時代における町人の生活と文化

  菱川師宣の版画

  市井の風俗文

  俳諧文芸の発達

  江戸時代の文士、文人

  江戸時代武家文化と西欧文明

  江戸時代国学

  江戸時代武家文化時代


[第十二講] 江戸幕府の終焉と明治新政府

  徳川幕府の政治行政の整備

  身分階級固定の弊

  江戸時代の郷士

  西洋文明の摂取

  幕府の公武合体策

  公家の政権回復運動

  国学思想と神仏分離

  天皇親政の思想

  西郷隆盛勝安芳

  明治維新以後の勝安芳

  御一新当初の政治内容

  西洋文明摂取における漢字・漢語の利用

  西洋翻訳語(新漢語)の増加

  明治の攘夷政府

  明治政府の文明開化転向

  キリスト教を欠く西洋文明

  憲法制定以前の明治政府

  福沢諭吉慶応義塾

  明治憲法による政党政治

  下級武士による軍官僚勢力

  天皇直属の軍隊

  アメリカの占領軍政

  アメリカ大陸の西洋文明開花

  明治百年の学的成果

  日本文化の本源に復る


 図版目次

丹波大江山中腹元伊勢の宮

伊勢神宮(内宮)

(御物)聖徳太子

吉備真備の経橈

弘法大師

「風信帖」

壬生寺慈覚大師誕生の井戸

法金剛院の阿弥陀像

紀貫之真蹟摸「土佐自記」(定家筆)

平将門の遺跡

大永版「御成敗式目」(巻首)

祖元禅師墨蹟

慧林寺庭園(夢窓国師作)

世阿弥自筆花伝書」乃巻首)

足利学校遺跡

安土城址

駿河版(銅活字)「群書治要」(巻首)

菱川師宣版画絵本「このごろぐさ」

渡辺選山画勧進能スケッチ「山姥」

狩谷棭斎自筆稿本「箋注和名類聚抄

ペルリ来朝当時の黒船(刷物)

中村敬宇訳著「西国立志篇

*1:「仮名遣奥の山路」

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